2020.06.05

【新サイトはじめました】「Bugs Farm」、昆虫食専門ECサイトで動画公開

中村純代表

ダーツ用品、セレクト雑貨、シニアドッグ用品のECサイトを運営するRONは2018年に、昆虫食専門のECサイト「Bugs Farm(バグズファーム)」を開設した。同サイトでは約200種類の昆虫食を販売している。同社はユーチューブで、「バグズクッキング」というチャンネルを開設し、昆虫食の魅力やレシピを公開している。動画は同社のECサイトのトップページでも見ることができる。

同チャンネルには、日本の昆虫料理研究家である内山昭一氏とタレントの井上咲楽がメインで出演している。「ゴキブリ天ぷら」や「蜂の子しゃぶしゃぶ」など、同社の商品を使用したレシピを紹介している。チャンネル登録者数は1300人(5月29日現在)、週1~2回の頻度で更新しているという。「昆虫食がテレビなどのメディアで取り上げられることが増えてきた。売り上げはメディアに左右されることが多い」(中村純代表)と話す。

昆虫食は、2013年にFAO(国際連合食糧農業機関)が、食品および飼料における、昆虫類の役割に注目した報告書を公表してから、世界的に注目が高まっているが、日本ではまだ需要が少ないという。

昆虫食は、輸入量が少ないため輸送費が高く、価格も高いものが多いとしている。同店では、タランチュラ8グラムを税別2500円、チャグロサソリ6グラムを税別2400円で販売している。同社取り扱いの商品には、英国やタイ産のものが多いが、国産の商品の取り扱いもあるという。「『価格が下がれば、スナック菓子のような感覚で気軽に食べられるのに』と思う商品も多い。仕入れ値を下げるためには、今後は市場の拡大が不可欠になってくると思う」(同)と話す。


取り扱う昆虫食

昆虫食には、製造から1年と、賞味期限が比較的長いものが多い。同社は昆虫食の認知を広げるため、観光地に自動販売機を設置したりしている。外国人観光客や修学旅行生に人気だという。

「事業としては、まだまだこれからの状態。自動販売機やユーチューブで認知度を広げて、ECサイトの売り上げを上げていきたい。日本でもタイのように、『体にいいからポテトチップスよりも虫を食べる』というようになればいいと思う」(同)と話している。


「Bugs Farm」

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