2023.09.22

ASKUL、送料無料は2000円以上に 配送基本料の注文基準を変更、「ソロエルアリーナ」も

アスクルは10月31日、事業所向け(BtoB)サービスの「ASKUL」「ソロエルアリーナ」において、配送サービスの基本配送料の設定を変更する。注文金額基準を従来の「税込1000円以上」から「税込2000円以上」を変更するとともに、顧客が負担する場合の配送料も変更する。できるだけまとめての注文を促すことで、顧客とともに物流現場の負担軽減に取り組む。

アスクルは1993年の創業時、「1本の鉛筆を明日必ず届けたい。」という想いからオフィスに必要なモノやサービスを「迅速かつ確実にお届けする」トータルオフィスサポートサービスの会社として事業を開始。時代や働き方の変化に合わせて顧客のニーズに対応し、「すべての仕事場」の必需品やサービスを提供する事業へと進化を遂げた。

一方で、昨今のEC需要急拡大は、「2024年問題」に代表される物流業界の深刻な人手不足と労働負荷増加を招き、日本社会全体で抱える重大な問題となっているとし、今後も持続可能な事業を継続するため、顧客の協力のもと、可能な限り配達荷物の個数を集約し、物流現場の働き方改善を進めるため、10月31日18時注文分より、事業所向け(BtoB)サービスの「ASKUL」「ソロエルアリーナ」の配送サービスを変更すると発表した。

基本配送料をアスクルが負担する注文金額基準を従来の「税込1000円以上」から「税込2000円以上」に変更する。さらに顧客が負担する場合の基本配送料金も、従来の330円から440円に変更する。これにより定期配送も2000円(税込)未満の場合は配送料が発生する。対象商品は、アスクル在庫商品と取り寄せ商品で、法人以外の顧客、大型商品の特別配送料、直送品などについては配送料の変更はない。

アスクルは、今後も「エシカル e コマース」を目指し、サプライチェーン全体における環境負荷・労働負荷低減に向けた取り組みを進め、サステナブルな社会の実現に向けて着実に取り組んでいく考えを示した。





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