2023.09.21

消費者委員会、委員長に鹿野菜穂子教授 「デジタル化」「高齢化」が課題に

委員長に就任した鹿野菜穂子教授

消費者委員会は9月13日、第8次消費者委員会で初となる本会議を開催した。消費者委員会委員長には、慶応義塾大学大学院教授の鹿野菜穂子氏が選出された。委員長代理には、第7次に続き委員を務める、弁護士の黒木和彰氏が指名された。
 
鹿野委員長の推薦理由として、黒木委員は、「消費者問題のデジタル化の急速な展開と高齢化について、今後さまざまな課題が出てくると考えている。第8次消費者委員会では、こうした新しい問題に対応できる人が、委員長にふさわしいと考えている」と述べた。
 
「鹿野委員は、民法と消費者法の専門家であり、消費者法分野の権威だ。消費者政策にも深い知見を持っている」(同)とも話した。
 
委員長に選出された鹿野委員は、「消費者委員会が取り組む問題は多岐に渡る。幸いなことに、第8次委員会には、多岐に渡る分野の専門家が集まっている。委員の皆さまとともに、多岐に渡る問題に真摯(しんし)に取り組んでいきたい」と話した。
 
委員長代理に指名された黒木委員は、「委員長を支える立場として尽力していきたい。私も鹿野委員も、どちらかというと法律畑の人間だ。他の委員の知見もいただきながら、委員会の活動を進めていきたい」などと述べた。




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