ワコールHD、第1四半期の主要6社EC売上は4.2％増 ピーチ・ジョンは減収

ワコールホールディングス（HD）の2023年4‐6月期（第1四半期）における国内外主要6社のEC売上高は、前年同期比4.2％増の129億円だった。国内のワコールのEC売上高は同4.5％増の54億円で、ピーチ・ジョンは12.2％減の10億円だった。
　
ワコールのEC事業は、自社サイトのユーザビリティー向上や積極的な販促活動が寄与し、増収となった。ECモール運営事業者との連携を強化したことも奏功した。
　
ピーチ・ジョンのEC事業は、コンテンツマーケティングの実施により、主力商品の販売は好調に推移した。一方、新商品の販売が想定よりも伸びなかったため、減収になった。
　
ワコールの海外EC事業は軒並み増収となっている。米国ワコールが同1.3％増の33億円、ワコールヨーロッパが同21.2％増の20億円、中国ワコールが同27.3％増の6億円となった。米国のIntimates Online（インティメイツ・オンライン）のEC事業は減速し、同47.6％減の6億円になった。