2023.09.06

ペンシル、「ダイバーシティコンサルティング」提供 「DE&I」推進を支援

研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開するペンシルは8月29日、持続可能な事業成長に向けて、「DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」の推進を支援する「ダイバーシティコンサルティング」の提供を開始した。「DE&I推進の必要性や知識不足など理解が進まない」などの課題を解決し、「DE&I」推進を支援する。

ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のWebサイトを分析し、Webからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施している。

このほど、持続可能な事業成長に向けて、「DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」の推進を支援する「ダイバーシティコンサルティング」の提供を開始した。

「独自マーケット調査」「社内のDE&I推進」「DE&I人材育成」「DE&Iビジネス立ち上げ」「DE&Iビジネス刷新」などのコンサルティングメニューを設け、企業の置かれた状況や抱える課題に対して、柔軟かつ包括的にコンサルティングを行っていく。また、「ダイバーシティコンサルティング」の提供においては、NPO法人カラフルチェンジラボをはじめとする当事者支援団体などと共創を進めていくとしている。



市場の変化、少子高齢化やインバウンド増加、人権意識の高まり、法制度の改正などから、消費者意識や価値観・行動は変容している。可視化されている年齢・性別・人種や民族・障がいの有無のみでユーザーをカテゴライズしたり、ニーズを判断することはできず、不可視の個性・属性が存在することや、人それぞれさまざまなラベルを持つことがフォーカスされる社会へと変化を遂げている。

従来のように消費者をマスで捉えてもマーケティングは上手くいかず、企業のブランドのあり方・打ち出すメッセージや顧客との関係の築き方など、企業が考慮すべき事柄も複雑化していると言える。

今の「DE&I」推進で取り組みが進むLGBTQは、日本では5.94兆円、世界では100兆円超の市場で人口の約10%を占める。その他、シニアの市場規模は日本で100兆円超、チャレンジ度人口は日本で約970万人となっている。ユーザーの中にこうした人々が含まれていることを踏まえ、ニーズに応える商品やサービスを生み出すことができればビジネス拡大の大きなチャンスになり得る。

人権や人的資本の重要性が国内外で高まる中、企業にとっての「DE&I」は、CSRや社会貢献ではなく、企業価値/事業存続に関わる課題となっている。多様な人材が、その能力を最大限に発揮できる環境が整備されているかどうか、多様性社会を前提とした事業展開を行っているかどうかが、成長性や持続可能性の明暗を分けると考えられている。

社会的背景を踏まえ、企業にとって「DE&I」推進が“待ったなし”の課題となるなかで、多くの企業が「DE&I推進の必要性や知識不足など理解が進まない」「理解はしているが具体的な推進方法がわからない/社内に推進者・実行者がいない」「事業戦略とDE&Iをどう紐づけたらいいかわからない」といった課題に直面しているとし、ペンシルでは「ダイバーシティコンサルティング」によりその解決を支援する。

ペンシルは2015年からダイバーシティ経営を行い、組織風土の醸成や働く環境の整備などさまざまな取り組みを推進。女性・シニア・チャレンジド・LGBTQなどを含む、多様なスタッフが活躍している。社内の多様性を自社の新たなサービス開発やクライアントのビジネス成果の創出に繋げてきた。

試行錯誤を重ねながら「DE&I」推進に取り組んできた企業として、事業の成功に「DE&I」は不可欠であり、推進にはビジネスとの繋がりも必要であるとし、ビジネスで多くの人を巻き込みながら問題提起を行い、解決の取り組みをしていくことが、本当の課題解決になるとの考えを示した。

ユーザーの多様化・複雑化が進む一方で、昨今はビックデータやテクノロジーを活用したDXによってユーザーの個別のニーズを可視化することができ、きめ細かな対応や必要とされる商品やサービス開発も可能な時代となっている。

長年にわたり「DE&I」に取り組み、デジタルマーケティングの領域で研究開発を重ね、てノウハウを蓄積したペンシルだからこそできる新たな価値提供として、ダイバーシティの観点からのコンサルティング提供に至ったとしている。




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