BEENOSグループは8月25日、越境EC購入サポートサービス「Buyee（バイイー）」において、韓国の越境EC購入サポートサービス「Delivered Korea（デリバードコリア）」が運営する「Dealko」との連携を開始した。BEENOSグループは、2023年5月に日本の企業として初めてDelivered Korea Inc.と戦略的資本業務提携を締結しており、今回の「Dealko」と「Buyee」の連携は第1弾の取組となる。世界のユーザーからの韓国エンタメコンテンツの高い需要に応え、「Buyee」での幅広い商材の提供を実現する。
BEENOSグループの運営する「Buyee」は、 利用者による日本やアメリカのECサイトでの商品購入サポートする越境EC購入サポートサービス。このほど、韓国の越境EC購入サポートサービス「Delivered Korea」が運営する「Dealko」との連携を開始した。
Delivered Korea Inc.が運営する「Delivered Korea」は、2013年に設立された韓国発の越境ECプラットフォームで、韓国のCtoCマーケットプレイス最大手の「Bunjang（バンジャン）」など韓国の主要なマーケットプレイス、ECサイトと連携し、世界106カ国への配送実績を持つ。
K-POPをはじめとした韓国エンタメコンテンツは、「Buyee」においても高い人気を誇る。その需要は年々増加しており、2023年第2四半期のK-POP関連商材の流通額は、前年同期比で約2.3倍に伸長した。
K-POP商品の購入増加は、「Buyee」が世界のユーザーから日本の越境ECだけではなく、アジア圏の越境ECの窓口としても認識されている事の証左でもあるとし、アジアのオンライン市場の窓口として世界の利用者の需要に応えるべく、2023年5月にはDelivered Korea社との戦略的資本提携を締結。
Delivered Korea社と「Buyee」の連携により、BTS、BLACKPINK、SEVENTEEN、TWICE、LE SSERAFIM、NewJeans、ENHYPENといったK-POPアーティストのグッズをはじめ、ファッションや美容、ライフスタイルグッズなどの韓国商品を「Buyee」を通じて購入可能となった。現在は特定のアーティストに絞った取り扱いだが、今後は対応商品を拡大し、「Delivered Korea」と提携する全ての韓国ECサイト、プラットフォームの商品を「Buyee」を通じて世界中の利用者が購入可能となる。
▲DealkoページBEENOSグループは、越境EC黎明期である2008年より越境EC支援事業を開始し、国境を越えた商取引の障壁となる「言語」「決済」「物流」の課題を解消している。日本企業が低コスト・ノーリスクで海外販売を実現する環境を構築し、国内企業の越境EC支援実績は累計4000件以上に上る。
「日本から世界へ」「世界から日本へ」と、双方向をつなぐ越境EC支援事業で培ったノウハウを世界規模のサービスに成長させるべく、2022年にはeBay USと連携。東アジア、東南アジアからの購入を可能にするなど、オンライングローバル市場を直接連携する事業にも取り組んでおり、今回の「Delivered Korea」との連携も、BEENOSを起点とし、世界と世界をつなぐ戦略の一環となる。
さらに韓国商材の取り扱いを含めた、世界で求められる商品ラインナップの拡充により、「Buyee」の利用の幅、顧客の幅のさらなる拡大が見込めるとし、これにより国際物流においても優位性を獲得することで、ユーザーにとっての送料面でのコストメリットを維持することも含めて、BEENOSが支援する日本企業の流通拡大にも貢献し、市場成長の一助となることを目指す考えを示した。
