wevnalはこのほど、決済型チャットフォーム「BOTCHAN Payment」において、Spider Labsの提供する「Spider AF」の不正購入検知サービスと機能連携し、不正購入をリアルタイムで検知して購入を阻止する機能の提供を開始した。アフィリエイト広告におけるアドフラウド（広告不正）の課題解決を支援する。
wevnalの提供する「BOTCHAN Payment」は、CVR・LTVを最大化する単品リピート通販向け決済チャットフォーム。ECサイトにおける、ユーザビリティが不十分な決済フォームによる消費者のストレスを解消する。このほど、Spider Labsの提供する「Spider AF」の不正購入検知サービスとの機能連携を開始した。
「Spider AF」は、広告出稿の際に一定量発生するアドフラウド（広告不正）を検知・ブロックするアドフラウド対策ツール。アドフラウドは、最大で広告費の40％発生しているが、発見することが難しいことから定期的な検査が必要となっている。「Spider AF」ではアドフラウドの被害額の無料診断が可能。誰でも簡単にアドフラウド対策が行えるよう、タグ設置だけで自動で検知・ブロックできる。
不正購入は、アフィリエイト広告などから発生することもあり、成果報酬の広告費が発生してしまうにも関わらず、本来の顧客を獲得できないという課題がある。「BOTCHAN Payment」では、この課題を解決すべく、「Spider AF」を利用してリアルタイムで不正購入を検知し、購入を阻止する機能のリリースに至ったとしている。
連携機能のリリースに伴い、先行して本機能を導入した通販事業者の事例を公開した。リピート通販事業を運営する同事業者は、初回キャンペーン価格にて商品提供する定期通販モデルを採用しており、転売を目的とする初回購入を行うユーザーの対応が課題となっていた。「Spider AF」の導入前は、工数のかかる目視での不正購入の確認作業や、転売目的の獲得にもアフィリエイト報酬を支払うなどの問題があったというが、「Spider AF」のリアルタイムブロックを提供後、3カ月で全体注文数の34％にのぼる不正注文をリアルタイムで検知。購入阻止を実現した。
不正検知数が多い媒体を確認することで、質の低い広告媒体から予算をアロケーションするなど広告効果改善にも貢献した。結果として、転売目的のユーザーからの不正購入を削減し、本当に商品を求めている人だけに商品を提供することが可能となったとしている。
8月24日には、「BOTCHAN Payment」と「Spider AF」のリアルタイムブロック機能の詳細と、成功事例について紹介す無料ウェビナーを開催する。「BOTCHAN Payment」のWebサイトで申し込みを受け付けており、不正転売に悩むEC事業者に参加を呼びかけている。
