2023.08.18

ピアラ、ChatGPTを活用したターゲット分析やコンテンツの作成などの実証実験開始 作業の自動化を推進

ヘルスケア、ビューティ、食品領域を中心に通販DX(マーケティングDX)サービスを展開するピアラは8月10日、ChatGPTを活用したターゲット分析やコンテンツの作成など、4つの項目に関する実証実験を外部パートナーと共同で開始した。作業の自動化推進と社内の業務効率化、およびKPI保証サービスの強化を目指す。

ピアラは、マーケティング支援として事業開発から商品開発、インフラ整備、ブランディング、オンライン・オフラインでの新規顧客の獲得から既存顧客の育成等を一気通貫の専門ソリューションとして提供している。

業務において、ターゲットの分析、適正なコンテンツ作成、SNSクリエイティブの作成やバナー広告の作成といった様々な領域で人の手による作業が多く、時間やコストがかかっているという課題があった。

こうした課題を解決するべくこのほど、AI技術を活用してこれらの作業を自動化し、マーケティング活動を効率化することを目的とした実証実験を開始した。「ターゲットの分析」「適切なコンテンツ作成」「SNSの投稿文章の作成」「バナー広告の作成」の4項目に関して実証実験を行う。

ターゲットの分析では、事前情報や前提情報をインプットすると、AIがターゲットユーザーの属性情報やインサイト、訴求の方針などの案を作成する。これによりターゲットユーザーの特性をより正確かつ詳細に把握することが可能となる。

適切なコンテンツ作成では、コンテンツに入れたい内容を入力すると、AIがターゲットの特性に基づいて最適なコンテンツを自動生成し、ユーザーの興味・関心に合わせたコンテンツの効率的な提供を可能にする。

SNSの投稿文章の作成では、投稿の目的やキーワードを入力すると、SNSの投稿文章が生成される。投稿文章はテキスト形式がメインだが、絵文字やハッシュタグなども生成することができ、SNSの投稿文章を効率的に生成することできる。

バナー広告の作成では、組み合わせたい素材や画像をアップロードし、画像に含めたい要素やアイディア作成数を入力することで、バナー広告の生成が可能。レイヤーに分けて画像を出力するため、あとから別ツールで編集することもでき、バナー広告の効率的な生成が可能になる。

AIがターゲットを分析し、それに基づいて適切なコンテンツ、SNSクリエイティブ、バナー広告を生成することで、企業のマーケティング活動をよりスムーズに進めることを目指す。また、ピアラのマーケティングプラットフォーム「ナレシェア」はクライアントの悩みデータを蓄積し、AIを使ったマーケティング活動の最適化手法をパートナーに提供しており、ChatGPTを用いることで、これまで以上にKPI保証サービスの提供を加速させることが可能となるとしている。

ピアラは、本実証実験を経て業務における工数削減の実績を積み上げ、2023年中に現場業務への実装を目指すとしている。さらにその他の分野でもAIを活用することで、業務効率化、およびサービス品質の一層の向上に取り組んでいく考えを示した。




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