2023.08.16

かっこ、MTG社への「O-PLUX」導入事例を公開 年間600万円のカード不正がほぼゼロ

安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこはこのほど、不正注文検知サービス「O-PLUX」において、MTG社が運用するECサイト「ON&DO(オンアンドドゥー)」における導入事例を公開した。導入から約1年が経過し、ECサイトにおける運用の効率化や、年間600万円のクレジットカード不正被害がゼロになるなど大きな成果があった。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。

【「O-PLUX」の概要】



このほど、導入から約1年が経過したMTG社への導入事例を公開した。 MTGは事業ビジョンに”VITAL LIFE”を掲げ、世界中の人々の健康で美しく生き生きとした人生を実現するために、HEALTH、BEAUTY、HYGIENEの領域で、ブランド、製品、サービスを開発。日本国内や海外でも人気のある「RaFa(リファ)」や「SIXPAD(シックスパッド)」スキンケアをメインとしたビューティーブランド「ON&DO」を開発、提供している。

日本クレジット協会の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2023年6月)」によると、2022年度のクレジットカード不正被害額は、過去最多の411億円、さらに2023年1~3月のカード不正被害額は121億円に上り、昨年同期比で23.1%増加している。MTGが運用するビューティーブランド「ON&DO」のECサイトにおいても、サイト立ち上げから約半年に不正利用が始まり、その金額は徐々に大きくなり、年間600万円相当のカード不正被害が発生した。

これに対し、従来は注文情報の目視チェックなど自社で対策を行っていたが、不正手口の多様化や巧妙化により、限界を感じていたことから「O-PLUX」の導入に至った。複数の不正検知サービスのトライアルを行った結果、もっとも使い勝手がよく、かつ既に利用しているECシステムと「O-PLUX」の導入実績もあったことが決め手となったとしている。

導入から約1年が経過し、「O-PLUX」の評価ポイントとして、高い検知度によりカード不正を未然に防ぐことができ、年間600万円だったカードの不正被害がゼロにまで減少したこと。以前は3人体制で行っていた目視チェックなどの作業が自動化され、より効率的な運用が可能になったこと。導入検討から、トライアルの実施、本導入まで約2週間で完了し、API連携済みのECカートを使用している場合はシステム開発が不要でスピーディーに導入できることを挙げた。

MTG BEAUTYブランド本部企画部コンテンツ企画課ON&DO ECグループの平川優香氏は、「O-PLUX」の導入について、「トライアル期間を含めて約2週間で『O-PLUX』の稼働がスタートできたことに感謝しており、早期にクレジットカード不正対策を実現できたことに満足しています。この対策によって、『ON&DO』のECサイトを利用するお客様に、これからもずっと安心して買い物を楽しんでもらいたいと思っています」とコメントした。




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