2023.08.12

コンバージョン最適化プラットフォーム「Fanplayr」、コックス社導入事例を公開

JAMUは8月4日、コンバージョン最適化プラットフォーム「Fanplayr」において、コックス社で実施した施策の事例と結果を公開した。顧客ごとに異なるアプリー値によりコンバージョンを促す取り組みに効果が見られたとし、長く利用する理由には、他のサービスベンダーにはない伴走感を挙げた。

JAMUの提供する「Fanplayr」は、Webサイトのコンバージョン最適化のために開発されたデジタルプラットフォーム。このほど、カジュアルファッションブランドを展開するコックス社のサイトにおける施策について、事例を公開した。

コックスは、ECサイトの立ち上げ以来、データを重要視しており、複数ブランドのモールにおいて、トップのブランドの集客数や他のブランドへの移行数などの動向を把握するため、いくつかのツールを使用して分析を実施。さらに細かい情報を得るために別のシステムツールも活用していた。

多くのデータが取得できる一方で、個々の顧客がどういった行動をとっているかが分からなかったことから、データと顧客の行動をより明確に可視化するため、ツール探しを開始。他のツールに比べ、「Fanplayr」が取得できるデータが多いことや、データを蓄積・可視化し、アクションに活用できる一貫性に興味を持ち導入を決定したという。

利用開始後は、「Fanplayr」で取得した顧客の購買行動データを元に、クーポンを使わずに顧客を誘導し、コンバージョンを促している。特に導入当初は「ターゲットとなる顧客に興味を引きつける可能性が高い情報をWeb接客などで提供することで、通常の購買行動に影響を与える点が分かりやすかった」と話す。ターゲットとなる顧客によって異なるアプローチを取り、コンバージョンを促す取り組みが効果的であることが分かり、明らかに数字の差が現れたとしている。

「Fanplayr」のメリットについては、細かなパーソナライズやデータ分析を挙げた。コックスでは、購入金額や購入頻度などで利用者をランク付けしており、定価での購入と割引を含めた購入では、同じ購入金額でも利用者の行動は異なると話す。

「定価で購入したことがあるお客様は、クーポン施策など値引きの影響を受けないため、提供するコンテンツも異なるはずです。『Fanplayr』の活用により細かいパーソナライズやデータの分析から、ご購入の後押しができる確度の高い接客が可能になることを目指しています。購買行動データをマーケティングオートメーションなどで連携させてシナリオを用意すれば、自動的に成果につながることになります」と述べた。

「Fanplayr」を長期に渡り利用する理由については、ユーザー企業である自身らと、一緒に作業しているカスタマーサクセス担当者のやり取りが大きいとした。

「アイデアの相談や提案が行われ、利用者のニーズに合わせて柔軟に対応してもらっています。具体的には、管理画面の使い方に関するレクチャーや、週ごとのポップアップ施策の相談、また、クーポン表示などの効果測定なども効果があると感じています。サポートの定例会に参加している『Fanplayr』の運用担当者が、いろいろな疑問に対して即座に解決策を提案してくれることが印象的です。他のツールではなかなか実現できないようなリアルタイムな対応がありました」と話した。




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