2023.08.06

ミズノ、 新幹線のアルミをリサイクルしたバットを発売 JR東海商事と共同開発

ミズノは8月1日、JR東海、ジェイアール東海商事と共同開発した、子ども用の金属バットを10月14日に発売すると発表した。東海道新幹線の車両に使用していたアルミをリサイクルする。アルミをリサイクルしてバットを製造するのは同社初の取り組みだ。

リサイクルのアルミを使用したバットの開発は難しいとされていた。新幹線に使用していたアルミを再生した「東海道新幹線再生アルミ」を、バットに適した材料に成分を調整し、商品化を実現した。同アルミを約95%使用している。

「東海道新幹線再生アルミ」は、アルミを新製する場合に比べ、製造時に必要なエネルギー量を抑えることができる。CO2の排出量を97%削減し、環境への負荷を軽減することが可能だ。

「東海道新幹線再生アルミ」を使用したバットは「N700KONG」がホワイト×ブルー、シルバー×ブルーの2パターン、イエローの「Dr.YELLOW KONG」を用意した。価格は税込1万4300円。販売穂数は1400本の予定。東海道新幹線N700系の再生アルミから製造したドッグタグ付きで販売する。


▲東海道新幹線N700系の再生アルミから製造したドッグタグ付き(画像はイメージ)

ミズノは、1991年から30年以上にわたり、環境保全活動に取り組んでいる。持続可能な社会の実現に向けて挑戦し、「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指している。スポーツをいつまでも楽しむことができる地球環境を守り、次世代に引き継ぐことを目指している。





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