2023.08.07

家庭用スピーカー「ミライスピーカー・ホーム」、累計15万台超を販売 テレビCMを放送、1年で売上5倍に

取締役マーケティング本部 金子一貴本部長

自社ECサイト「ミライスピーカー公式」を運営するサウンドファンが販売する「ミライスピーカー・ホーム」は、2020年5月の発売からの累計15万台を超えるヒット商品となっている。同商品の特徴は、簡単に接続するだけでテレビの音が聴こえやすくなる点にある。2022年からは全国でテレビCMの放送を開始。大きく売り上げを伸ばしているという。

同社ではもともと、代理店経由で、業務用の「ミライスピーカー」を販売していた。「メディアでミライスピーカーを取り上げてもらった際、一般の消費者からの問い合わせが急増した。それをきっかけに、BtoCでも需要があると思い、家庭用の商品開発を始めた」(取締役マーケティング本部 金子一貴本部長)と話す。


▲「ミライスピーカー・ホーム」

家庭用スピーカー「ミライスピーカー・ホーム」は2020年5月に発売した。同商品の特徴は、本体の側面が曲面になっている点にあるという。「平面よりも曲面の方が、音を遠くに、はっきりと届けることができる。近年の薄型テレビは、音声出力が背面にあり、高齢者には聞き取りにくいものもある。そういった悩みを解決できる商品となっている」(マーケティング本部法人営業・広報PR 波多江良徳氏)と話す。


▲「ミライスピーカー・ホーム」の分解図

発売当初は、ウェブ広告を中心に展開。2020年9月からは、北海道で試験的にテレビCMを開始したという。

「検索からの流入など、テレビCMの効果について、地方でテストを重ねた。2021年12月には関東での放送を開始。2022年から全国で放送を開始した」(同)と話す。

2021年の販売台数は2020年に比べ、5倍に伸長したという。2022年の販売台数は、2020年比で15倍にまで伸びているという。

「最近では、家電量販店やテレビショッピングでの取り扱いも増えてきた。今後は、海外展開も視野に入れている。さらに販売台数を増やしていきたい」(同)と話している。





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