2023.08.06

【国内唯一】ていねい通販、アップサイクル青汁を販売 有機栽培の明日葉が原料、主力商品へ育成

アップサイクル青汁「boco to deco(ボコとデコ)」

「ていねい通販」ブランドで健康食品や化粧品の通販を展開する生活総合サービスは2022年6月から、捨てられがちな、明日葉の茎や根まで丸ごと使ったアップサイクル青汁「boco to deco(ボコとデコ)」を販売している。同商品は、国内で唯一、有機栽培を行っている明日葉を原料としているという。将来的に同商品を、同社の柱とすべく育成中だとしている。

「boco to deco(ボコとデコ)」は、有機明日葉の粉末と、さつまいもでんぷんから作られた青汁だ。滋賀県東近江市の「永源寺マルベリー」という農園で栽培された明日葉を原料として活用している。同農園の明日葉は、耕作放棄地を開墾した畑で栽培されているという。

生活総合サービスでは、開発段階において、「地方創生」や「アップサイクル」という理念を盛り込んだ。社会貢献活動をしている農家と開発を推進。「体にうれしいだけでなく、飲むことで社会に影響を与える青汁にしたかった」(戸田良輝ブランド企画部リーダー)と言う。

同社では、開発段階において、「名前で呼ばれる、愛される青汁を作ろう」という目標を立てたという。

商品名に採用した「boco to deco(ボコとデコ)」は、「凸凹(デコボコ)」からもじったのだそうだ。「耕作放棄地に、新たに明日葉が栽培される」「捨てられがちな茎や根っこが、健康食品としてアップサイクルされる」といった、形の違うパズルのピースが組み合わさるイメージで、「boco to deco(ボコとデコ)」と名付けたという。


▲「ボコとデコ」アップサイクルの輪

「勘違いして、『デコとボコ』と呼ぶお客さまも少なくない。そうした言い間違えがきっかけで、お客さまとのコミュニケーションが生まれる。そんな風に、結果的に覚えてもらえる商品名にしたかった」(同)と話している。

同商品のユーザーは、35~45歳がボリューム層となっているという。販売チャネルはオンラインがメイン。インスタグラムの広告からの流入が多いとしている。

同社では現在、すっぽんコラーゲンサプリメント「すっぽん小町」の売り上げが、全社売り上げの多くの部分を占めているという。今後数年以内に、「boco to deco(ボコとデコ)」を売り上げの柱にしたい考えだ。






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