2023.07.31

バンカブル、ACROVEと協業 店舗構築と広告投資の両軸で支援

「新たな金融のカタチを創る」をミッションに掲げるバンカブルは7月24日、M&Aや事業承継により譲り受けたブランドを育成するECロールアップ事業と、平均売上成長率300%のEC販売支援を実施するECサービス事業を展開するACROVEと協業を開始した。限られたリソースでEC事業を展開する事業者を店舗構築と広告投資の両軸で支援する。

バンカブルは、「新たな金融のカタチを創る」をミッションに掲げ、「お金」を事業の成長エンジンにできる仕組みを構築。Web広告の出稿費用を分割払いできる「AD YELL」を提供している。

「AD YELL」は、Web広告の出稿費用を4回に分割・後払いすることが可能となるサービス。原則として、決算書・担保・連帯保証人不要で、オンラインによる申込みから最短3営業日で利用が可能となる。ECストアデータと、申込み事業者からのヒアリング情報をもとに投資に対するリターン予測を行い、適切なサポート額を算出する。


▲「AD YELL」の利用イメージ

分割支払い予定額やECストアの売上実績などの必要な情報がマイページで一元管理できるだけでなく、バンカブルのCSチームによるサポート体制も構築しており、これらのサービスを通じて事業者のキャッシュサイクルを改善し、運転資金を圧迫しない形で事業成長を支援している。

このほど、ECサービス事業を展開するACROVEとの協業を開始した。ACROVEはEC売上最大化を図る販売支援を実施するECサービス事業と、M&Aや事業承継によりモノと思いを次代に紡いでいくECロールアップ事業を展開するECプラットフォームカンパニー。ECサービス事業とECロールアップ事業を同時に展開することで、両事業間のシナジー効果による顧客貢献性の高いサービスを提供し、ブランドの成長を支援している。

本協業により両社は、相互顧客紹介とセミナーの共催を行う。相互顧客紹介では、事業成長を見据え、「広告投資に積極的に取り組みたい」、「効率的なキャッシュの運用方法を知りたい」などの課題を抱える、ACROVEが支援する事業者に対し、「AD YELL」を紹介する。一方で、「AD YELL」により広告投資を強化したものの、集客や購入の受け皿となる自社ECやECモール店舗の運用に懸念がある事業者に対し、ACROVEの強みである自社のビッグデータを用いたEC店舗の構築・運用の支援を提供する。

これにより、EC店舗構築・EC事業運営支援・広告投資といったEC事業の成長に向けて重要度が高い領域への必要なサポートの提供が可能となる。10人以下の従業員数という限られたリソースでEC事業を展開する事業者は現在約1万社あるとし、こうした事業者すべてにサービスを提供していくことを見据え、まずはバンカブルおよびACROVEが支援する累計約270社のEC事業者へのサポートを充実させていく。

セミナーの共催では、ACROVEが保有するブランドにおける「AD YELL」の利用事例や、EC運用に役立つ知見を提供する。各事業者が抱える課題を解決する一助となるよう、提供するサービスの具体的な活用方法などの各種セミナー共催を実施するとしている。

ACROVEは、M&Aや事業承継により譲受したブランドの価値の最大化を目指し、素敵なモノと思いを次代に繋いでいくECロールアップ事業を2022年6月より展開。現在159ブランドを保有しており、複数の自社ブランドを運営するなかで、認知向上・集客を目的とした広告投資は事業成長のために必要不可欠な施策と捉えている。

成長段階のD2Cブランドにとって広告投資は重要ではあるものの、広告出稿費用の支払いと売上が立つタイミングがずれることでキャッシュフローを圧迫することがボトルネックとなり、多くの事業者においては広告投資へ踏み込めずにいることも事実である。その結果、予算の捻出が難しいために効果的なタイミングで広告を出稿できず、成長スピードに課題を抱える事業者も多いとしている。

バンカブルは、事業成長へアクセルを踏み込むために重要な広告費の負担を軽減する「AD YELL」を展開しており、今回の協業により、事業者が展開する商品の認知向上・集客が加速されることで、より多くの事業者がスピード感を持ってEC事業の成長と売上の最大化に向け貢献できると考え、協業に至ったとしている。

今後は両社のサービスをかけ合わることで、素晴らしい商品を展開する全ての事業者が、企業規模に関わらずEC事業に挑戦出来る社会の実現を目指していく考えを示した。





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