2023.07.16

手作り布ぞうりの「オレンジトーキョー」、コロナ禍にEC強化 ビジュアルこだわり過去最高売上へ

小高集代表

手作りの布ぞうりなどを販売するオレンジトーキョーは、コロナ禍をきっかけにECサイト「甘橙東京オンラインストア」の運営を強化した。ビジュアルにこだわったSNS発信が奏功し、2021年には過去最高の売上高を記録し、リピーターも増加したという。今後は海外からの人気に応え、越境ECにも注力するという。

同社はニットのひもで手編みした布ぞうりが主力商品だ。北欧をイメージした色合いと履き心地の良さが特長で、ギフトとしても好まれるという。オリジナルの布ぞうりを作るワークショップを開催し、商品のファンを増やしている。


▲主力商品の布ぞうり

コロナ禍で実店舗を閉めたことをきっかけに、ECサイトでの販売に注力した。

「鉄道会社のCMに出た反響とオリンピックの需要を見込み、たくさんの在庫を抱えていた。ECサイトの運営を急いで強化し、閉店中のお店で発送作業をした」(小高集代表)と振り返る。

2021年はECが売り上げをけん引したことで、過去最高の業績を記録したという。

特に商品写真にこだわっている。ECサイトやインスタグラムの掲載用に、プロのカメラマンが撮影するという。

「長い説明よりも、ビジュアルの良さが響く。品質の良さに自信があるからこそ、シンプルな伝え方ができる」(同)と語る。


▲ボタンフックや足袋ソックスなどのアイテムも販売する

現在のインバウンドの再拡大の流れを意識している。

「SNSやECサイトの文章は英語も併記している。両国にある実店舗での体験や、使用イメージやデザインの良さが伝わるような発信を続け、越境ECもさらに注力していきたい」(同)と意気込んだ。








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