2023.07.19

ベビー用品ECのユーコンスカイ、百貨店でのタブレット販売が好評 ノウハウや物流網生かしEC支援サービスも

羽野衡社長

ベビー用品のECサイト「ナチュラルリビング ママ*ベビー」を展開するユーコンスカイでは、百貨店で、タブレットを用いた販売を行っており、好調だ。2021年から導入を開始、現在は9店舗に導入している。導入を検討中の百貨店も多いのだという。同社の売り上げにつながるのはもちろん、百貨店の販売員の業務を効率化できる点が、導入の決め手になっているようだ。

「百貨店でベビー用品を販売するスタッフから、バックヤードでの作業の大変さを聞いていた。ベビーカーやチャイルドシートといった大型の商品が多いため、購入から販売・発送までにかなりの時間がかかっていた」(羽野衡社長)と話す。

販売システムは同社が開発した。百貨店で顧客から注文を受けると、同社の倉庫から商品が発送される仕組みになっているという。「百貨店としては、サンプルのみを展示しておけばよく、在庫を持つ必要がない。裏での作業時間が短縮されたため、接客の時間が増え、売り上げ拡大も見込めるようになった」(同)と話す。


▲百貨店のタブレット販売が好調

「タブレットを使った販売は現在、百貨店のベビー用品売り場で行っている。今後は、他の売り場でも導入する可能性はある」(同)と話す。

同社では、自社ECのノウハウや物流網を生かし、EC支援サービスも展開している。「近年は支援事業の需要も増えてきた」(同)と言う。

「自社ECも好調だが、支援事業の需要も増えている。2024年には、倉庫の移転も計画している。移転後は現在の5倍程のサイズになるだろう」(同)と話している。





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