GMOペパボが提供するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」は、今年1月から提供を開始した「プレミアムプラン」の申し込みが順調に増えているという。低い決済手数料や、ECアドバイザーによるサポートが好評で、既存店舗のプラン変更に加えて、新規の申し込みも増えている。
コロナ禍の2021年5月には、実店舗を運営している事業者のEC化を支援する思いで、初期・月額利用料が無料の「フリープラン」を導入した。今年１月から提供を開始した「プレミアムプラン」は、より手厚いサポートや、高度な機能への要望を受け、提供を決めた。
▲売上規模によっては「プレミアムプラン」の方が割安になる「プレミアムプラン」は初期費用が2万2000円、月額費用が3万9600円と「カラーミーショップ」のプランでは最も高いが、決済手数料は業界最安水準の3.14％から提供している。1つ下の「ラージプラン」の決済手数料が4％からとなっているため、注文件数が多い事業者は、「プレミアムプラン」の方が割安になる。
「『プレミアムプラン』はほぼ計画通りに申し込みをいただいている。グループ会社のGMOイプシロンと連携し、かなり低い水準の決済手数料を設定できたことが、ポジティブに捉えていただいている。ECアドバイザーによるサポートや新たな機能面もおおむねご満足いただいている」（執行役員 EC事業部部長 寺井秀明氏）と話す。
「プレミアムプラン」で提供を開始した「会員ランクの機能」では、会員登録済みの顧客をランク分けし、ランクに応じた特典が提供できる。発売前の新商品や人気商品の予約注文が受けられる「予約販売機能」も提供している。
プランの幅が広がったことで、利用店舗数は2023年3月末時点で5万537店舗と拡大している。
「国内のカートサービスとしては、機能追加が容易にできるアプリストアを先駆けて提供している。開発者向けのAPIも本格的に提供しており、外部パートナーとの連携サービスも増えている」（同）と話す。
スマホで店舗の管理・運営ができるアプリもいち早く提供し、日々の運営業務の効率化を支援している。今後も管理画面のUI／UXの改善や、AIを活用した業務支援サービスの提供などに注力し、5万店を超える店舗の業務負担軽減にも努めていく。
