総合的な菌ケアサービスを展開するKINSはこのほど、様々な健康に良い効果が注目されているポリアミンを代謝産物として産生するKINS独自の乳酸菌（ポリアミン産生乳酸菌）について、共同研究およびプロダクト開発に向けたパートナーの募集を開始した。
KINSは、美と健康を司る1000兆個と言われる全身の菌（常在菌）をケアすることを提案し、研究・開発・販売までを一気通貫して行う、マイクロバイオームに特化したヘルスケア企業。このほど、自社独自の乳酸菌「ポリアミン産生乳酸菌」について、共同研究やポリアミンを活用した新規性の高いプロダクトの共同開発に関心のあるパートナー企業・研究機関の募集を開始した。
ポリアミンは、ストレス応答、老化、がん、神経疾患などとの関連が注目されている生命活動の維持に不可欠な生体物質。KINSが有する食品由来の独自菌「ポリアミン産生乳酸菌」は、代謝産物としてポリアミンを産生・排出する珍しい乳酸菌となる。経口摂取により動物体内に定着し、ポリアミン産生に寄与する事が示唆されており、現在KINSでは特性やポリアミン産生機構をより詳しく調べるために、ゲノム解析や機能解析を進めている。
KINSは今後、ポリアミン産生乳酸菌の人・動物の健康に対する効能について基礎研究を行う。自社が有するクリニック（2023年7月にシンガポールに開院予定の皮膚科クリニック、および国内動物病院）・自社ラボを活用し、ポリアミン産生乳酸菌及びポリアミンの人・動物の慢性疾患・症状に関する効能のエビデンスを蓄積し、より慢性疾患・症状の改善効果の高いプロダクト開発を目指す。
加えて当該菌を食品・サプリメント・スキンケア・ペットフードを含む様々なプロダクト開発に活用するとし、ポリアミン産生乳酸菌に関する共同研究や、ポリアミンを活用した新規性の高いプロダクト（カテゴリー例/食品、サプリメント、機能性ペットフードなど）の共同開発に関心のあるパートナー企業・研究機関を募集していく考えを示した。
自社でプロダクト事業・クリニック事業・研究を行っている強みを活かし、身体の様々な部位(腸内・皮膚・口腔内等)に関連する菌の収集及び評価を進めていくとしている。
