2023.04.25

ペライチ、5億円の資金調達を実施 グローバル展開や新規事業創出を推進

安井一浩CEO

ペライチは4月21日、SMBCキャピタル・パートナーズが運営するファンド、SMBCCP投資事業有限責任組合2号を引受先とする5億円の資金調達を実施した。今回調達した資金を元に、国内の開発体制を一層強化するとともに、グローバルを見据えた既存事業の拡大、および新規事業の創出を推進する。さらにペライチの創業者3名とSMBCCPファンド間による株式譲渡(セカンダリー取引)も実施。新たにSMBCCPより社外取締役を迎えるなど役員体制を変更した。

ペライチは、「テクノロジーをすべての人が使える世界に」をビジョンに掲げ、「誰でも・カンタンに・素早く」ホームページを制作できるSaaS「ペライチ」を運営している。

新型コロナウイルスの拡大以降、オンラインビジネスのニーズは高まり続ける一方、国内の9割以上を占める個人事業主や中小企業のDX化は、IT人材や資金の不足により遅々として進んでいないのが現状だとし、こうした個人事業主や中小企業が抱える課題を解決するため、ホームページ作成やWEB予約、決済、メルマガ配信などのDX化に必要な各種機能を「直観的に使えるUI/UX」と「リーズナブルな価格」で提供する。

また、ホームページ制作セミナーや勉強会の開催、2023年1月にリリースした「ペライチなんでもマーケット」を通じた集客支援など、様々な形で国内SMBのビジネスの成功を支援している。

このほど、SMBCキャピタル・パートナーズが運営するSMBCCPファンドを引受先とする5億円の資金調達を実施した。これにより累計調達額は13億8900万円となった。今回の調達資金を元に、ベトナムにあるオフショア開発組織の拡充を通じた開発スピードの向上、およびテレビCMを通じた認知拡大による事業成長の加速化に取り組む考えを示した。今後は日本国内に留まらず、海外のSMBに向けたサービス提供も予定している。

また今回、第三者割当増資による5億円の資金調達に加えて、ペライチの創業者3名とSMBCCPファンド間による株式譲渡(セカンダリー取引)も実施した。これに伴い、創業者である取締役3名が退任し、新たにSMBCCPより社外取締役を迎えた。今後は新経営体制のもと、「ペライチ第2創業期」として、さらなる事業成長を目指す。

ペライチの安井一浩CEOは、今回の資金調達について、「ホームページ制作ツール」からの旅立ちを意味しているとし、「今まで私たちは『ペライチ』という素晴らしいプロダクトを中心に事業を展開してきました。今後は『ペライチ』によるホームページ制作は引き続き軸足としつつ、事業を展開されている方々が欲しいサービスを提供することで、ユーザーにとって『起業・副業のインフラ』と成りたいと思っています。ビジョンである『テクノロジーをすべての人が使える世界に』を実現するために邁進していきます」と述べた。




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