2023.04.10

GMOペパボ、ChatGPTでWebサイトを自動作成 AI活用の第2段サービス開始

GMOインターネットグループのGMOペパボは4月5日、「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」と、チーム・教室のための連絡集金サービス「GMOレンシュ」において、OpenAIの「ChatGPT」APIを活用した新機能の提供を開始した。「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」では、テキスト情報からWebサイトのソースコードを生成し、Webサイトとしてそのままワンストップで公開できる機能。「GMOレンシュ」では、ユーザーから受講者に向けた「お知らせ」の文面を簡単な箇条書きや条件から自動で生成できる機能を提供する。AI(人工知能)の活用を加速する。

GMOペパボは、提供する2つのサービスにおいて、OpenAIの「ChatGPT」APIを活用した新機能の提供を開始した。

1つ目の「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」に搭載した「ロリポップ!AIアシスタント(β)」は、ユーザー専用ページ内の「ロリポップ!AIアシスタント(β)」のメニューから、Webサイト制作の目的や用途、使用したい色などのテキスト情報を入力するだけで、WebサイトのソースコードであるHTMLとCSSを生成できる。


▲▲『ロリポップ!AIアシスタント(β)』画面イメージ

生成されたソースコードは、そのままWebサイトとしてワンストップで公開まで行うことが可能。ソースコードを編集・保存することもできる。HTMLとCSSの雛形をAIが用意することで、コーディングの工数削減を可能にし、ユーザーのさらなるアウトプットを促進する。

2つ目の「GMOレンシュ」に搭載した「GMOレンシュ AIアシスタント(β)」は、教室が受講者向けに連絡事項を送信できる「お知らせ」の機能上で文面を作成する際、簡単な箇条書きや条件を指定するだけで、文章を自動生成できる。

習い事・チーム向けの集金・連絡サービスでは初の「ChatGPT」のAPIを活用したお知らせ文の作成機能の導入となり、これまで運営者が個別に行っていたお知らせ文作成の一助としてAIを利用することで、運営業務にかかる運営者の手間の削減を目指す。今後も「GMOレンシュ」では、AI技術を使って、教室運営者や受講者の負担を軽減できるような機能を開発していく予定としている。


▲『GMOレンシュ AIアシスタント(β)』のお知らせ文章の生成画面イメージ

「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」「GMOレンシュ」ともに、既に提供しているプランにおいて、追加料金なしで今回追加されたAIサービスを利用できる。

GMOペパボは、“人類のアウトプットを増やす“をミッションに、最新のIT技術を活用した事業活動やプロダクト開発を行っている。今後一般化していくと考えられるAI技術に着目し、2023年3月22日には、「ChatGPT」APIを活用した機能追加の第1弾として、EC関連サービスである「カラーミーショップ byGMOペパボ」のiOSアプリと、「minne byGMOペパボ」にてSNS投稿用宣伝文を自動生成できる機能を提供。「SUZURI byGMOペパボ」においては、作成したアイテムを販売する際の説明文章の自動生成を行う機能を提供している。

3月28日~29日には、社内の開発合宿「お産合宿」において、“AIで「人類のアウトプットを増やす」”をテーマにプロダクトやビジネスプロセス改善に関する開発を実施。さらにブロックチェーン等Web3関連の事業検討を行っていくための組織として立ち上げた「ペパボ3推進室」の業務において、生成AIや大規模言語モデルのサービスへの適用や新規事業の検討も行っていくことを追加し、4月1日に名称を「ペパボ4推進室」に変更している。

GMOペパボでは、今後もAI(人工知能)の活用を加速させ、より発展した様々なソリューションを提供していく予定とした。

「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」では、「ロリポップ!AIアシスタント(β)」のリリースを記念してキャンペーンを開催する(4月12日まで)。「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」のTwitter公式アカウントをフォローし、「#ロリポAIアシスタント」でツイート人の中か抽選で10名に、「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」で利用可能なクーポンをプレゼントする。




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