2023.03.10

【中国越境ECのバレンタイン商戦に商機】10倍成長カテゴリーも MAU1億人のECアプリプラットフォーム「POIZON」


POIZON global limitedは、MAU(月間アクティブユーザー)が1億人を上回る、ファッションのECアプリ「POIZON」を運営している。「POIZON」の平均顧客単価は約4万円となっており、ユーザーは高い購買力を持っている。ユーザーは、中国の消費者が中心。Z世代が非常に多いという。初期費用・月額利用料は無料で、日本国内の倉庫に商品を送付するだけで配送作業が完了する。最近は、日本国内の事業者の新規出品が相次いでいるという。今年2月のバレンタイン商戦も好調だったとしている。



月間アクティブユーザー数1億人のアプリEC


「POIZON」は中国発のアプリEC。中国や欧州など、世界的に展開している。アプリを起動する月間アクティブユーザー数は約1億人。一日の平均利用者数は、1200万人となっている。

ユーザーは、中国消費者が中心で、Z世代が非常に多いそうだ。ユーザーの85%が1990年代以降に生まれの若者だという。

「POIZON」では、スニーカーを中心に、ファッションアイテムなどの販売を行っている。


中国ECのバレンタイン商戦、10倍成長カテゴリーも


同アプリ上では、11月11日の独身の日「W11(ダブルイレブン)」など、年中さまざまなセールイベントが開催されている。元旦や、2月のバレンタイン、3月8日の「婦人節(女王節)」、9月の新学期、七夕、12月のクリスマスなどの時期に、セールイベントが開催され、購入が増加する傾向があるという。

今年2月にも、バレンタインのセールイベントが開催された。日本と商習慣の違う中国では、バレンタインに男性から女性にプレゼントを贈るそうだ。「POIZON」は、今年のバレンタイン商戦でも、成長を遂げたという。一例を挙げると、今年のバレンタインの「POIZON」の「アクセサリー」カテゴリーの流通取引総額は、前年比で約10倍増と大幅に伸びたという。

主力カテゴリーの一つである「スニーカー」カテゴリーは前年比50%以上増だった。「バッグ」は同2倍増、 「腕時計」は同2倍近く増、「服」は同10倍増となり、軒並み好調だったという。

「服」「靴」「バッグ」「腕時計」「アクセサリー」も、いずれも大幅に伸びたという。化粧品、酒類、3C(パソコン、携帯、家電)、ホビー、アウトドアなど、今後も取り扱いカテゴリーの拡大に注力していくとしている。

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