2023.02.22

楽天ラクマ、「ラクマ公式ショップ」向け出品・在庫管理機能を提供 事業者の出品業務の利便性向上

楽天グループはこのほど、フリマアプリ「楽天ラクマ」において、事業者向けの出品および在庫管理機能「Rakuma Advance 管理画面」の提供を4月より開始すると発表した。より手軽な出品機能へのニーズに対応し、さまざまな規模・商品カテゴリを扱う事業者の利便性向上を目指す。

楽天グループのフリマアプリ「楽天ラクマ」は、事業者(法人または個人事業主)として出店する「ラクマ公式ショップ」専用の出品・管理機能として、「Rakuma Advance 管理画面」を4月より提供する。

「Rakuma Advance 管理画面」を使うと、複数の種類がある商品や2点以上の在庫を出品する際に、1つの商品ページ内でのカラーやサイズなどの種類の設定や、在庫数の設定が可能となる。この機能は、すでに出店している事業者、今後出店する事業者ともに無料で利用できる。


▲管理画面で種類・サイズなどの商品情報、在庫数の登録ができるようにした

「楽天ラクマ」は、二次流通や応援消費などによる「サーキュレーション市場」の創造と発展を通じて循環型社会の実現に貢献するため、2022年4月より、事業者向けの「ラクマ公式ショップ」の本格提供を開始した。提供開始以降、出店事業者の数は順調に増加しており、参画事業者数は2023年1月末時点で500社以上となっている。

「ラクマ公式ショップ」(リユース)では、1点物のリユース商材を中心に扱い、実店舗と在庫を連動させた比較的大規模な事業者が多いことから、自社と「楽天ラクマ」との間でAPI連携をすることにより、一括して出品できるシステム構築が進んでいる。一方で、農家などの食品事業者が出店している「産地直送・こだわり食品」のサービスなどにおいては、複数の種類がある商品や2点以上の在庫がある商品を出品するケースが多いものの、API連携には専門的なスキルが求められる点などからシステム連携をしていない事業者も多く、より手軽な出品機能へのニーズが高まっていた。


▲出品商品を一覧画面で検索・参照できるようにした

こうした状況を受け「楽天ラクマ」は、さまざまな規模の事業者に向けて出品や取引管理の利便性を高めるべく、「Rakuma Advance 管理画面」の提供に至ったとしている。

4月からの「Rakuma Advance 管理画面」の提供に先んじて、2月22日には、「ラクマ公式ショップ」への出店の事前申し込みがより簡単にできる、専用フォームによる受け付けも開始した。

「Rakuma Advance 管理画面」は、今回の機能強化を第1弾として、今後もさまざまな規模・商品カテゴリを取り扱う事業者の利便性を高める機能の追加・強化を予定しているとし、今後も個人や事業者が参加する取引を通じて利用者に利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく、新たなECプラットフォームの構築に努めていく考えを示した。




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