2023.02.07

エイチームが数千万円以上のアドフラウド被害をブロック Spider Labsの対策ツール「Spider AF」を活用

アドフラウド(広告不正)対策ツール、「Spider AF for Web(スパイダーエーエフ フォーウェブ)」(以下:Spider AF)を提供するSpider Labs(スパイダーラボズ)は2月2日、インターネットを軸に多様な事業を展開を図る総合IT企業エイチームの「Spider AF」の導入事例を公開し、導入後の効果として、数千万円以上のアドフラウドのブロックや社内での工数削減を実現したと発表した、

Spider Labsの提供する「Spider AF」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウド(広告不正)を検知・ブロックするアドフラウド対策ツール。アドフラウドは最大で広告費の40%発生しているが、発見が難しいことから、定期的な検査が必要となっている。

「Spider AF」では、アドフラウドの被害額の無料診断を提供。誰でも簡単にアドフラウド対策を行えるよう、タグ設置だけで自動で検知・ブロックできるツールとなっている。提供開始以降、アドネットワーク事業者をはじめ、代理店、広告主などから広く利用されている。

このほど、エイチームの「Spider AF」の導入事例を公開した。総合IT企業のエイチームは、インターネットやスマートデバイスを通じ、コンシューマー向けに日常生活に密着した比較サイト、情報サイト等、様々なウェブサービスを企画・開発・運営する「ライフスタイルサポート事業」、多様なジャンルのゲームやツールアプリケーションを企画・開発・運営する「エンターテインメント事業」、複数の商材を取り扱うECサイトの企画・開発・運営をする「EC事業」の3つの事業を展開している。

エイチームが運営する、日常生活に密着する情報・比較サイトでは、アドフラウドへの懸念が以前から存在し、「Spider AF」導入前に1カ月の無料診断を実施。その結果、もっとも高い媒体で広告費の16%がアドフラウド被害にあっていることが判明したことから、「Spider AF」の導入に至った。主要媒体では一部返金等も行われ、概算で年間数千万円のアドフラウド被害を未然に防いだ結果となった。アドフラウドをブロックし、コンバージョンに繋がらないBot等へのユーザーに対する広告配信を削減することで、マーケティング指標の改善と広告費の適切なアロケーションを実現した。

また、エイチームでは、主力メディアのリスティング広告で突然CPCが高騰したり、Botからのアクセスで広告費が消化され、ROAS・ROIの数値が突発的に落ちるなど、広告を停止せざるを得ないことがあり、この原因をアドフラウドと捉えていた。「Spider AF」を導入した結果、過去のような事象の発生が無くなり、広告運用が停止してしまうような予期できない広告配信の動きの発生を抑えることにも成功した。

エイチームでは、アドフラウド対策の内製化で、広告流入のユーザーがBotか判定するツールの開発や、流入したユーザーの解析を社内エンジニアがその都度対応するなどしていた。また、別の国外製アドフラウドツールの導入も行っていたが、金額面と日本国内主要媒体の対応範囲などの課題があった。これに対し「Spider AF」の導入により内製化のコストをほぼ0にし、国外製ツールではカバーしきれない国内主要媒体のアドフラウド対策を実現した。

「Spider AF」の導入について、エイチーム ライフデザイン 堀貴裕氏は、「比較・情報サイトを運営する上で、かねてよりアドフラウドには課題感を持っていました。『Spider AF for Web』を活用することにより、現在はアドフラウド被害による余計なノイズを気にせずにマーケティング施策に臨める状態を実現できました。月間200万円以上の検索広告を配信している企業・事業であればアドフラウド対策は必要だと感じております」とコメントしている。




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