2023.01.18

【新春インタビュー】朝日新聞社「EC強化へサイトをモール化」

秋山亮太企画事業担当補佐(左)と渡辺健司通販事業部長(右)


ID使い情報提供


――顧客リストの再利用は行っているか?

秋山:昨年冬まで既存のお客さまにカタログを送付していたが、以降は休載している。朝日新聞の読者には紙面で通販情報も提供できるので、いったん休載した。もしかしたら今後、復活させるかもしれない。

渡辺:「朝日新聞モール」のオンライン購入者は共通の朝日IDを登録する必要がある。1度「朝日新聞モール」で買っていただいたお客さまの情報は統合されているので、今後は既存のお客さまに対して、さまざまな情報提案が行いやすくなると期待している。

――朝日新聞社の通販事業における課題と抱負は?

秋山:課題は申し上げた通り、生活雑貨を紙の読者を中心にこれまでのやってきたところから、サイトの形にして商品群を増やしていくことで、さらにECを中心として顧客を増やしていくことだ。そこがようやく担緒についので、それを着実にやっていく。これは朝日新聞社の経営戦略とも合致している。

渡辺:ようやくECへの整備が始まったので、まず他社と同じスタートラインに立てた。そこで商品やお客さまを増やしていくのが一番手前の課題で、あとは新聞社の通販事業なので、物の販売だけでなく、生活を豊かにする体験とか、新聞を読んで得られる情報と同じように、新聞社が持っている使命みたいなものを通販事業にも、うまく移植できたらと思っている。そこが他の事業者との差別化にもつながるだろうし、そこは意識してやっていきたい。

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