2023.01.10

SBSグループ、ECプラットフォーム事業に本格参入 「EC物流お任せくん」で2030年にEC物流関連売上高1000億円目指す

SBSグループは12月26日、Eコマースプラットフォーム事業に本格参入すると発表した。入庫から出荷、配送までをワンストップで提供する「EC物流お任せくん」サービスを展開し、2030年にEC物流関連売上高1000億円を目指す。

近年、国内のEC物販市場は急拡大を続けており、SBSグループでは、2021年に約13兆円の市場規模が、2030年には20兆円になると予想している。また、さまざまな事業者がEC事業に参入し、EC販売量を拡大するなか、物量の増加や集中、在庫の最適化、配送コストの増加
や人手不足など各社固有の課題を抱えている。

こうした状況を受けSBSグループは、顧客の機会ロスをなくし、EC市場の一層の成長に貢献すべく、これまで企業間物流で培ってきた倉庫管理や配送ノウハウ、LT(Logistics Technology)を駆使した物流DXを組み合わせ、業界別に最適化されたプラットフォーム「EC物流お任せくん」を構築。サービス展開することで、Eコマースプラットフォーム事業に本格参入し、2030年にEC物流関連売上高1000億円を目指す考えを示した。

「EC物流お任せくん」は、入庫~保管~出荷、流通加工、ラストワンマイル、サイト制作から運用、受注管理まで、EC物流のあらゆるフェーズをワンストップでサポートするサービスとなっており、国内外700超のSBSグループ拠点を活かした分散保管出荷、物流DXによる各種機能、省人化・波動対応が顧客のEC・物流戦略を支える。

「EC物流お任せくん」のイメージキャラクターには、俳優の長谷川博己さんを起用。2022年12 月26日より、テレビCMやタクシー広告、YouTubeでの動画配信を開始し、1年間に渡りプロモーション展開をする。

今回の取り組みにあたり、SBSグループの鎌田正彦代表取締役社長は、「EC物流お任せくん」は、あらゆる業界のEC物流業務に対応し、お客様それぞれのニーズに沿ったサポートを提供します。2024年初めに稼働する千葉県野田市の物流センターでは、ロボットが縦横無尽に動きまわるEC物流に特化したエリアを作り、これを皮切りに2030年にはEC物流関連事業の売上高を 1000億円に拡大して、3PL・4PL事業に次ぐ当社の第2の事業の柱にしたいと考えています」とコメントした。




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