2022.12.22

デジタルギフト「デジコ」、「Z世代研究会」とZ世代の「キャッシュレス決済」利用実態を調査

CARTA HOLDINGSのグループ会社で、マーケティングソリューション事業を展開すDIGITALIOはこのほど、デジタルギフト「デジコ」において、Z世代へのマーケティング活動を強化するプロジェクト「Z世代研究会(ゼトケン)」と共同で、「Z世代の金銭事情・キャッシュレス決済利用」に関する調査を実施し、その結果を公開した。Z世代は、他の世代に比べてキャッシュレス決済の直近利用率が低いことなどがわかった。

これからの消費を担っていくとされ注目を集めているZ世代は、世の中に対する影響力も大きい。DIGITALIOが運営するデジタルギフト「デジコ」は、そんなZ世代の金銭事情の実態把握を目的とした調査を実施した。Z世代を対象としたマーケティング活動を行う「Z世代研究会」との共同調査により、Z世代の金銭事情について迫るとともに、日本国内でも普及しつつあるキャッシュレス決済についてZ世代間の実態を調べた。

本調査の調査期間は2022年10月25日~10月27日で、12歳~59歳の男女400名から回答を得た。対象者は12歳~18歳、19歳~25歳、26歳~49歳、50歳以上の4世代(各100名)に分類し、本調査では25歳までの対象者をZ世代としている。

キャッシュレス決済の直近1ヶ月以内での利用経験をたずねた問いでは、他世代に比べ、Z世代のキャッシュレス決済利用率が低い結果となった。Z世代より上の世代(26歳以上)では直近1カ月以内のキャッシュレス決済利用経験率が7割を超える一方で、Z世代全体では5割と大きな差があった。さらに詳しく見てみると、18歳以下では43.8%、19~25歳では67.3%とZ世代の中でも乖離があることが分かった。



「直近1カ月以内にキャッシュレス決済を利用した」と回答した人に、「今までに1度でも登録・所持したことのあるキャッシュレス決済方法」についてたずねたところ、Z世代がもっとも登録・所持率が高いのは「バーコード決済」だった。「クレジットカード」の所持率は、Z世代内でも年齢により違いがあり、19歳以上の世代では所持率が高い結果となった。





「直近1カ月以内にキャッシュレス決済を利用した」と回答した人に、「直近1カ月以内に利用したキャッシュレス決済方法」をたずねたところ、「バーコード決済」がZ世代でもっとも多い回答を得た。また、19歳以上のZ世代では「クレジットカード」の利用率も高い結果となった。



「直近1カ月以内にキャッシュレス決済を利用した」と回答した人に、「最も利用頻度の高いキャッシュレス決済方法」をたずねた問いでは、Z世代は、キャッシュレス決済の中で「バーコード決済」の利用頻度が最も高い結果となった。Z世代は、1度バーコード決済を使うとそのままバーコード決済が最も利用するキャッシュレス決済手段になる傾向が見られるとしている。



直近1カ月以内のキャッシュレス決済利用者に対し、現金決済とキャッシュレス決済のどちらを使うことが多いかをたずねたところ、 18歳以下のZ世代では、キャッシュレス派よりも現金派が多い結果となった。一方で19~25歳のZ世代に着目すると、現金派が減り、キャッシュレス派がその分増えている。Z世代の中でも、18歳以下と19~25歳の世代で差が生まれていることがわかった。



直近1カ月以内のクレジットカード利用者と非利用者に対し、現金・キャッシュレスの利用頻度はどちらの方が高いかをたずねたところ、クレジットカード利用者は半数以上が「キャッシュレス決済を使うことが多い」と回答したのに対し、クレジットカード非利用者は半数以上が「現金決済を使うことが多い」と回答した。これによりキャッシュレス決済の利用頻度において、クレジットカードの有無は大きな影響力があると推察している。



今回の調査では、Z世代は他世代に比べてキャッシュレス決済の利用率が低いという結果になった。一方で、Z世代内でも年齢による差が生じており、クレジットカードを所有しているかどうかがキャッシュレス決済の利用意向に大きく影響を与えることが分かった。現在18歳未満のZ世代も、今後クレジットカードを所有することで、Z世代のキャッシュレス利用率は上がると予想されるとしている。




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