2022.11.09

楽天、トレカの販売でジラフと連携 コレクター向けフリマアプリ「magi」の取扱商品を「楽天ラクマ」で販売

楽天グループ(以下:楽天)は11月8日、フリマアプリ「楽天ラクマ」において、コレクター向けフリマアプリ「magi(マギ)」を運営するジラフと、一部サービスの連携を開始した。「楽天ラクマ」での「magi」の取り扱うトレーディングカードの購入を可能にし、「magi」のトレーディングカードの販路を拡大を支援するとともに、トレーディングカードの二次流通取引の活性化を目指す。

楽天の運営する「楽天ラクマ」は、繋ぐ力で物を棄てずに循環させる「循環の輪」を広げ、誰でも手軽に活躍できるECの世界を築くことにより、サーキュレーション市場の活性化を図り、循環型社会実現への貢献を目指すフリマアプリ。ダウンロード数は、2022年5月時点で3500万ダウンロードを突破している。

このほど、ジラフが運営するトレーディングカードとスニーカー専門のコレクター向けフリマアプリ「magi」とサービス連携し、「楽天ラクマ」において、「magi」が自社で買取・販売を行う一部のトレーディングカードの販売を開始した。「楽天ラクマ」に出品される商品は、「magi」上で販売される価格と同じ価格で自動出品される。

これにより「楽天ラクマ」の会員は、「magi」への会員登録不要で、より多くの商品群から欲しい商品を検索し、購入できるようになる。また、購入時には「楽天ラクマ」で開催する各種キャンペーンも利用できる。今後は取り扱い商品数を段階的に増やし、同カテゴリの商品拡充を図る予定としている。

今回の連携によりジラフは、「楽天ラクマ」の集客力や販売網の活用による販路拡大を狙う。また両社は、今後も様々なサービス連携を強化し、トレーディングカードの二次流通においてユーザーが安心してショッピングを楽しめる環境構築を進めるとともに、取り引きのさらなる活性化を目指すとしている。

日本玩具協会の調べによると、2021年度の日本国内における玩具市場規模は8946億円で、過去最高を記録した。特に伸び率の大きかった商品分野は、「カードゲーム・トレーディングカード」の分野で、前年比145.6%だった。一方、「楽天ラクマ」の「エンタメ/ホビー」カテゴリのなかでも、「トレーディングカード」カテゴリの取り引きは年々増加し、需要の高いカテゴリの1つとなっている。

「楽天ラクマ」は、「magi」のような専門性の高い二次流通商品を取り扱うサービスと連携することで、二次流通をさらに活性化させ、より大きなサーキュレーション市場の構築を目指す考えを示した。

楽天は今後も、個人ユーザーや事業者が参加する取り引きを通じて循環型社会の実現に貢献するとともに、ユーザーに利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく「楽天ラクマ」の新たなプラットフォームの構築に努めていくとしている。




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