2020.04.20

かまぼこがサッカー?!コロナ支援に少しのウイットを

かまぼこの名店である鈴廣蒲鉾本店(鈴廣)が、新型コロナウイルスの影響で活動が制限されるプロサッカーチーム「湘南ベルマーレ」を支援するため、コラボかまぼこを発売しました。かまぼこに「湘南ベルマーレ」のマスコットキャラクターやエンブレム、チ-ムロゴだけでなく、選手名の焼き印を入れたかまぼこを作成しています。

コラボ商品のイメージ写真では、選手名の焼印が入ったかまぼこをチームのフォーメーションに合わせて並べ、あたかもかまぼこが試合に臨むかのようなシーンを作成。かまぼこを選手に見立てる発想に、思わず口元が緩みました。


選手名を焼印したかまぼこでフォーメーション

鈴廣はコラボかまぼこの売り上げの50%をクラブに還元するといいます。実際売れているかどうかは分かりませんが、自分が「湘南ベルマーレ」のサポーターだったら確実に買うだろうなと思いました。

商品が届いた後に自分のお気に入りの選手をスタメンに加えたフォーメーションで写真を取り、SNSにアップして満足する自分の姿が想像できます。

新型コロナウイルスを支援する商品や、売り上げの一部を窮地に陥る企業や団体などへ寄付する取り組みなどが増えてきました。そのような善意のアクションはすべて応援したい気持ちですが、いち消費者の目線に立ち返ると、そのような商品をなんでも買えるほど余裕があるわけではありません。それでも微笑ましかったり、思わずにやけてしまうような商品やサービスには、思わず手が出てしまう気がします。

消費者の「自分も支援したい」という『思い』を『行動』につなげるきっかけは、意外とそんな他愛もないことかも知れません。自粛・緊縮ムードが充満する中、笑いを取りに行くような企画は仕掛けにくいと思います。大きな笑いを狙うのではなく、少しニヤッとさせるくらいのウィットに富んだ企画であれば、たくさんの人に受け入れられ、情報の拡散も期待できるのではないでしょうか。

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