2020.04.17

自家需要が狙い目?!商流に変化の兆し

菓子・スイーツ業界で商流に変化の兆しが見えています。銀座千疋屋は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、自家消費を意識した価格帯1000円からの商品展開を始めました。

取材先からは、「新型コロナウイルスの影響で、祝いごとやギフトも自粛ムードになっている」という話をよく聞きます。バレンタインデーやホワイトデー商戦の頃は、まだそこまで危機もなく、巣ごもり消費の恩恵で業績を伸ばしている菓子・スイーツ事業者が目立ちましたが、芸能人の相次ぐ感染などで自粛ムードは高まる一方です。

銀座千疋屋のEC売り上げの大半は、お中元やお歳暮などギフトで占めています。銀座千疋屋のような高級フルーツ販売の老舗が、低価格帯の商品を販売することで、これまでの商流が大きく変わるかもしれません。このまま自粛が長引くと、ギフトで業績を伸ばしていた企業は、BCM(事業継続マネジメント)を見直す必要が出てくるでしょう。

業界大手の新たな試みが、どのような影響を与えるのか引き続き注視していきたいと思います。

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