2021.12.15

「2021年 日本テクノロジー Fast 50」にEC関連企業が続々ランクイン 2位にパーソナライズD2CのSparty

デロイト トーマツ グループは12月14日、国内のテクノロジー・メディア・通信(TMT)業界の企業を対象にした、過去3決算期の収益(売上高)に基づく成長率のランキング「2021年 日本テクノロジー Fast 50」を発表した。2位にオリジナルシャンプー&トリートメント「MEDULLA」などパーソナライズD2Cブランドを展開するSpartyが選ばれた。過去3決算期の収益に基づく成長率(3期成長率)は2328%を記録。他にも多くのEC関連企業がランクインしている。

7位にランクインしたヤマップは、登山アウトドア向けウェブサービスを展開している。登山・アウトドア情報を発信するスマホアプリ「YAMAP」や、登山・アウトドア用品を販売する「YAMAP STORE」などを運営している。3期成長率は619.2%だという。

8位のCrunch Styleは、日本初・最大規模の花のサブスクサービス「ブルーミー」 を運営している。3期成長率は569.5%。9位のジグザグは、タグ1行入れるだけで海外対応できる越境ECサービス「WorldShopping BIZ」を運営している。3期成長率は540.6%。

11位のAmaziaは、マンガアプリ「マンガBANG!」を運営している。3期成長率は447%。19位のブリーチは、ECブランドの成長をレベニューシェア型で支援している。3期成長率は158.8%。

43位のナイルは、車のサブスク「おトクにマイカー 定額カルモくん」などを展開している。3期成長率は65.4%。44位のクラシコムはメディア・コマースサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営している。3期成長率は64.9%。49位のアイズはクチコミプロモーション「トラミー(旧レビューブログ)」などを運営している。3期成長率は、54.6%。

デロイト トーマツ グループによると、受賞企業50社の3決算期売上高成長率の平均値は348%だったという。成長率150%以上の企業が19社と受賞企業全体の38%を占める結果となった(図表1)。事業領域別の構成比を見ると、最も多かったのがソフトウエアの27社で全体の54%、2位がメディア(9社)で18%、3位が通信(8社)で16%だった(図表2)。



受賞企業の売上高規模の内訳では、売上規模50億円未満の受賞企業が前年(72%)から6ポイント下落66%となる一方で、50億円以上の受賞企業の割合が前年(28%)から6 ポイント上昇し34%となっており、前年に比べて受賞企業の平均規模は大きくなっている(図表3)。





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