2021.12.02

消費者庁、誇大表示で改善要請 健食EC228事業者に

消費者庁は11月29日、インターネットにおける健康食品などの虚偽・誇大表示について、販売事業者に改善を要請した。要請の対象になったのは、ECで健康食品などを販売している228事業者の229商品。健康増進法が定める「誇大表示の禁止」に違反する文言などがあり、改善要請に踏み切った。
 
改善要請の対象となった事業者がショッピングモールに出店している場合には、出店するショッピングモール運営事業者に対しても、表示の適正化について協力を要請した。
 
消費者庁はインターネットにおける健康食品などの虚偽・誇大表示について、今年7月~9月に監視を行った。(1)疾病の治療又は予防を目的とする効果があるかのような表現(2)身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効果があるかのような表現(3)身体を美化し、魅力を増し、容ぼうを変える効果があるかのような表現――を対象とした。

監視の結果、ECで健康食品などを販売している228事業者による、229商品の表示について、誇大表示の禁止に違反する文言などがあった。これを受け、表示の改善を要請した。消費者庁は引き続き、健康食品などの広告や、その他の表示に対する継続的な監視を実施し、法に基づく適切な措置を講じていく方針。



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