2021.09.04

日本酒の蔵元「吉乃川」、プレミアム日本酒をマイボトルで「おかわり」できるサービス「カヨイ」を提供


「新設ECサイトは高価格帯・高付加価値の商品が主体」


同社は2013年から、楽天市場の店舗でEC事業を展開してきた。1548年創立以来の伝統を受け継ぐ日本酒を販売しているだけでなく、限定酒や新商品を年間平均10種類程度開発・発売している。日本酒好きのファンから支持されているという。2021月6月期のEC事業の売上高が、前期比50%増となるなど好調だ。


経営戦略部経営戦略課 横本昌之課長

「新設の自社ECサイトは、比較的高価格帯・高付加価値の商品が主体の品ぞろえとなっている」(経営戦略部経営戦略課 横本昌之課長)と話す。楽天市場の店舗と差別化を図っているという。

自社ECでは、5000~1万円代のラインアップが豊富。2000年から蔵の貯蔵庫で熟成させた純米原酒「長期熟成古酒 悠久乃杜 2000年」や、低温長期熟成させた「純米大吟醸 秘蔵酒」などを品ぞろえしている。一方で、単品1000円代で購入できる商品も多数用意している。



日本酒と同じ仕込水「天下甘露泉」や、副原料に「米こうじ」を使用したクラフトビール(発泡酒)が好評

クラフトビール(発泡酒)や梅酒、カクテルリキュールなども自社ECで販売している。醤油が普及する江戸時代中期頃まで使われていた、伝統的な調味料である「煎り酒」も人気だ。


出汁の味わいや、日本酒によるコク、梅酢の酸味を味わえる調味料「煎り酒」

「カヨイ」を注文する顧客の多くが、同社の他の商品も「併せ買い」するという。自社サイトでは、7000円以上の購入で送料が無料になる。「カヨイ」の会計もカウントされるため、他の商品も送料無料で入手できるメリットがあるという。


「吉乃川公式オンラインショップ」
https://sake-yoshinogawa.shop/






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