2021.08.09

「オリラジ」中田敦彦のサステナブルブランド『カール フォン リンネ』即完売 Twitterのトレンド入り、話題沸騰

「中田敦彦のYouTube大学」でブランドを発表(YouTubeをキャプチャ)

芸能人YouTuberとしてトップクラスのチャンネル登録者数を誇る、人気お笑いコンビ「オリエンタルラジオ(オリラジ)」の中田敦彦は8月8日、YouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」でサステナブルをコンセプトにしたアパレルブランド『CARL VON LINNÉ / カール フォン リンネ』の発売を発表した。日本の生産者を守る「アパレル界の下町ロケット」を目指すというコンセプトを掲げ、消費者への透明性を約束し、原価率や原料、生産者を開示するブランドコンセプトが反響を呼び、予約販売した商品は即完売した。東京オリンピックの閉会式直前の発表だったが、「カールフォンリンネ」「中田敦彦新プロジェクト」というワードがTwitterのエンターテイメントカテゴリーでトレンド入りするなど、SNSでも話題を集めている。

【<画像6点>『CARL VON LINNÉ』のプロダクトはこちら】

『CARL VON LINNÉ』は、400万人以上の登録者数を誇る「中田敦彦のYouTube大学」で発表した。8月8日の19:00にプレミア公開(動画公開日時をあらかじめ設定し、事前に告知したり、配信時にチャットできる公開方法)すると、配信時には8000人以上が同時視聴し、配信後12時間(翌7:00時点)で20万回以上の再生回数を記録した。「アパレル業界の下町ロケット」「原価率65%」「買い物は投票」などブランドを立ち上げた経緯やどのような狙いがあるのかなどを、力説した。

▼YouTube「【中田敦彦新プロジェクト】世界を救うサステナブルブランド始めます!」


『CARL VON LINNÉ』は、アパレル業界で露になっている余剰在庫の廃棄問題や生産現場の人権問題などの社会課題の解決を目指すブランドだ。原料や生産過程、原価までオープンにし、品質の高さや生産過程の信頼性をしっかりと伝える。しかも原価率は65%。一般的なアパレルの原価率は15~30%、米国のサステナブルブランド『EVERLANE(エバーレーン)』などは50%だという。高原価率ながら「オーガニックコットンのロングスリーブシャツ」は税込6380円、「コットンシャツ」は税込1万3860円、「ロング コート」でも税込2万9700円と一般消費者が手の届く価格で提供している。

中間流通を省き、オンラインで消費者と直接つながり販売。さらに、すべての工程をブランド自らがコントロールできる手法を用いることで、品質や透明性を確保しながらも、価格を抑えたブランドを実現した。受注生産で余剰在庫のリスクも抑えている。


『CARL VON LINNÉ』のオンラインストア

『CARL VON LINNÉ』は今回の販売で終らない。今回の成功を基に、さらに充実した次の販売に備えていく。原価率65%と利幅は薄いものの、広告費をかけずに自らのYouTubeチャンネルの発信力を武器に販売することで、ビジネスとしてもサステナブルなブランドに育てていきたい考えだ。


『CARL VON LINNÉ』
https://cvl-linne.com/

動画「【中田敦彦新プロジェクト】世界を救うサステナブルブランド始めます!」
https://youtu.be/2DTCWRuUW6E



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