2021.07.02

「皿立て」「貝殻」「万華鏡」「日焼けサプリ」「インソール」、売り上げ伸ばすニッチなEC

こだわりのニッチEC

『カレイドスコープ昔館』、一点ものの万華鏡EC 100万円超の”作品”も

1994年から、都内の麻布十番に万華鏡専門店を構えるカレイドスコープ昔館は、2001年からECで販売を始めた。販売する万華鏡は、国内外のアーティストが手掛けた一点ものの作品。取り扱い点数は600種類に上るという。


一点物の万華鏡を販売

万華鏡は、アクセサリーサイズの小さいものから、家具に近いサイズのものまでさまざま扱っている。天体望遠鏡を思わせるようなサイズ・デザインの万華鏡など、100万円を超える商品も取り扱っているという。実店舗とECサイトの運営を担当している石原達也店長は「オープン当初は海外アーティストの作品がほとんどだったが、最近は日本人アーティストの作品も増えた。今は6割が日本人の作品だ」と話す。


大型の万華鏡も取り扱う

ECでは、一点物の万華鏡ならではの苦労があるという。「万華鏡なので、外見の画像だけ載せても興味を持ってもらえない。覗き込んだときの模様も選りすぐって載せている」(同)と話す。


ECでは万華鏡で見える映像も掲載

撮影は、万華鏡が最もきれいに見える光度を選び、自然光やLEDなどで最適な明るさで万華鏡を照らしながら行う。少しずつ回転させ、模様を変えながら、撮影するという。万華鏡によっては、1商品で200枚以上の写真を撮ることも珍しくない。撮影で午前3時を迎えることもあるという。「苦労して何枚も写真を撮っても、1点ものなので売れたら終わり。新商品が入ってきたら、また撮影をするのが大変だ」(同)と話す。

「花火を連想させるものから、宇宙を連想させるものまで、見える映像は無数に存在する。最近では中に使うガラスから作る職人も出てきている。二つとない映像、自分だけの世界観が万華鏡の魅力だと思う」(同)とも話している。


『万華鏡専門店カレイドスコープ昔館(公式万華鏡通販サイト)』
https://mukashi-kan.com/




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