2021.04.24

植物性食品サブスク「Grino」、クラウドファンディングでファン獲得 2日目に目標金額達成

細井優代表

サラダの定期配送などを手掛けるRed Yellow And Greenは5月、植物性食品に特化した定期配送サービスを開始する。クラウドファンディング(CF)を活用した先行販売では、開始後2日目で目標金額である30万円分の販売を達成。本格展開を前に認知拡大とファン獲得に成功している。

同社が展開する「Grino」は、個人向けに調理済みの冷凍プラントベースフード(植物性食品)を提供するサブスクリプションサービス。2016年の設立後、食を軸に社会課題の解決を図ってきた同社の新事業だ。

レシピ考案には有名ホテルのシェフも参加。和・洋・中の幅広いメニューと利用プランを用意し、あらゆる面で「持続可能」な食生活を提案している。「利便性とおいしさを兼ね備えることで、より自然な形で植物性食品を選択してもらう」(細井優代表)と言う。


CFでの先行販売でファン獲得に成功

4月1日には、CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で先行販売を実施。4月19日時点で、購入ユーザー数は延べ114人、販売(資金支援)総額は55万円強に達した。

「『Grino』の思いに賛同してくれるサポートメンバーや、取引先企業の情報拡散が想定を上回る支援につながっている」(広報)と話す。

CFを通じたニーズの可視化や寄せられたコメントは、事業加速の弾みにもなった。現在は、当初設定した目標金額の倍額である60万円を新たな目標に設定。支援資金は商品撮影や配送資材の費用に活用する計画だ。


「Grino」
https://camp-fire.jp/projects/411516/




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