<ウォーキングアプリ「aruku&」> 健食などECの支援も ゲーム性あるウォーキングアプリ地図検索サイト「Mapion(マピオン)」の運営などを行うONE COMPATH(ワンコンパス)は、歩数管理ができるウォーキングアプリ「aruku&(アルクト)」を提供している。同アプリでは、ゲーム要素に、プレゼントキャンペーンを連動させることにより、EC企業などの支援につなげている。
aruku&では、一定の歩行時間や歩数を達成した際に、商品の応募ができる仕組みを採用している。アプリから出される、「1000歩歩く」「3時間以内に3000歩歩く」といった課題を達成するとキャンペーンに応募できる。メインのプレゼントは地方の特産品。3月は、九州の特産品がメインのプレゼントとなっている。
アプリが開かれる回数が多いことが同アプリの特徴だという。「通常のウォーキングアプリの場合、1日2~3回開かれるものが多いと思う。当アプリには、ゲーム要素を加えているため、1日平均13回開かれる」(アプリ担当者)と話す。
「aruku&」の画面ECを始めとした企業とのタイアップキャンペーンも随時行っている。過去には、製薬会社とタイアップしてサプリメントのプレゼントを行ったり、靴のメーカーとタイアップしてウォーキングシューズをプレゼントしたりしたという。商品応募ページの月間閲覧数は、700万PV以上となっているとしている。
「商品の選定に当たっては、ユーザーにアンケートを取っている。人気商品を選定しているため、必然的にアクセスも増えている」(同)と話す。
同アプリでは、利用者がグループを作成できるサービスも人気となっている。歩数などについて、グループ内のランキングを表示することが可能。グループのメンバーに向けて通知を出すこともできる。「当初は顧客企業の従業員にグループを作ってもらうことを想定し、法人向けサービスとしてスタートしたが、顧客である会員をグループ化する目的で導入する企業も出てきている」(同)と言う。
グループを、社員と会員顧客とのコミュニケーションの場として使用するケースもある。グループ内の歩数ランキングの上位者に、顧客企業が独自にプレゼントを行うケースもあるという。
同社では「コロナ禍で運動不足が気になっても、本格的な運動は簡単にはできない。まずは、楽しみを見つけながら歩くことを始めてほしい」(同)と話している。