2021.02.24

ShopifyとTikTokが提携 Shopifyの管理画面からTikTokへ広告出稿可能に



今回の提携について、「Shopify」の地域統括マネージングディレクター、ショーン・ブロートン氏は、「日本では、これまで以上にオンラインでの買い物や交流に費やす時間が増えており、小売業者間で消費者の注目を集めるための競争が激化しています。今年は、ソーシャルメディアとeコマースの融合を利用し、顧客にシームレスなデジタル体験を提供する事業者(マーチャント)がさらに増えると予想されます。そんな中、ShopifyはTikTokと提携することで、収益に直結するインタラクティブなコンテンツを通じて消費者とつながるための新しい方法を日本のShopifyを利用する事業者に提供できることに対して、非常に嬉しく思います。昨年、2030年に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)のトレンドが10年前倒しとなったことを実感しました。私たちは、eコマースブームの一翼を担う地元に根付いた事業者が、消費者が好むプラットフォームやチャネルで簡単にそして楽しく交流できることを嬉しく思っています」とコメントした。

TikTok For Business Head of Global Business Solutions, Japanの西田真樹氏は、「TikTok For Businessは、2021年よりEC連携を本格的に強化していきます。その一環として、昨年の米国での提携に続き、日本においてもShopifyとの提携を開始いたします。2020年に実施しましたTikTokユーザー白書調査によると、昨今の生活様式の変化に伴い、購買行動は従来のように『認知』『興味』『比較・検討』『購入』というファネルを順に辿るのではなく、『興味』からダイレクトに『購入』へとつながる『興味突破』へシフトしていくと考えられます」と紹介した。

さらに「今回、ShopifyとTikTokとの提携により、Shopifyを利用する事業者(マーチャント)がTikTok For Businessのプラットフォームを活用し、新たなオーディエンスとつながることで、更にビジネスを成長させていくためのチャンネルを提供できることを嬉しく思います。また、TikTokには、多様なクリエイター達が自身のクリエイティビティを表現する場所として、ECという体験を多くのユーザーに届ける一つのファンクションになる事も期待しています。引き続き、TikTok For Businessは、新しいECでの購買スタイルを確立させ、従来のマーケティングファネルを飛び越え、顕在化したニーズだけでなく、潜在顧客まで攻略できるプラットフォームを目指してまいります」とコメントしている。

「Shopify」は、3月17日に「TikTok」とともに、「ShopifyとTikTok For Businessの連携で、ECビジネスの可能性をもっと広げよう!」がテーマのウェビナーを開催。ECビジネスの可能性を広げたい人に向け、ECサイトを構築・運用するにあたり、それぞれのサービスの特長や機能、連携方法などを紹介する。


ShopifyとTikTokがウェビナーを共同開催

「Shopify」を利用する事業者向けに、「TikTok For Business」の設定方法について詳しく紹介している「TikTok For Businessスタートガイド」も提供する。

「Shopify」は、「TikTok」との提携を発展させることで、今後も利用者のビジネスにさらなる価値をもたらし、「Shopify」を活用する事業者の拡大を図るとしている。

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