2021.02.05

STARP、ライブコマースサービス「Live kit」を日本ユニシスへ事業譲渡

STARPは2月5日、ライブコマースサービス「Live kit」事業を日本ユニシスへ事業譲渡したと発表した。同日より日本ユニシスが「Live kit」のサービスを提供する。



「Live kit」は、自社のECサイトやWebサイト内で運用でき、イベントやキャンペーンだけでなく日常的な活用が可能なライブコマースサービス。ライブ視聴から購入までが同一画面上で完結するため、視聴者の購買意欲を下げることなく購入につなげることができる。STARPは、オンライン動画の活用ニーズが高まり、特にライブ動画配信サービスの利用が急拡大していく中、「LIVE元年」ともいわれた2017年8月にモバイル時代ならではの新感覚のショッピング体験ができるサービスとして「Live kit」の提供を開始した。

中国のライブコマース市場では、多くのプロバイダーがエンタメ・イベント系企業だけでなく多業種の事業者にサービスを提供し、消費者間の取引(C2C)にまで利用が広がっている。こうした中国でのライブコマース市場の拡大は、SARSなどの感染症の流行長期化が影響しており、日本国内においても新型コロナウイルスの流行により生活者の商品購入プロセスが大きく変化していることから、ライブコマース利用拡大のタイミングであると言われている。

加えて今春に通信環境の5Gが本格実用化されることで、動画コミュニケーションの利用が増え、ライブコマースの採用を検討する事業者が増加することが予想されるとし、「Live kit」の事業拡大とサービス向上の為、ネットを中心とした接客・販促における事業を拡大していく日本ユニシスへの事業譲渡に至ったとしている。日本ユニシスは、「Live kit」をライブコマースの日常的な活用が少ない小売業やメーカーなど幅広い国内事業者へ提供していく。

STARPはスタートアップスタジオとして、今回発表した「Live kit」をはじめとしたスタートアップや新規プロジェクトを連続で立ち上げている。起業家支援における価値発揮、M&AやIPO支援、法人向けソリューションとしての価値向上など、多様な要望に応えるため、スピード感を持って事業に取り組んでいくとしている。

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