2020.11.25

ヤマトHDとSHOWROOM、「ストーリーライブコマース」で生産者の声や商品背景を紹介 生産者のネット販売を支援

「SHOPROOM」での商品購入イメージ

ヤマトホールディングスとSHOWROOMは11月20日、仮想ライブ空間「SHOWROOM」において、両社の連携による新たな販売支援の取り組みを開始し、生産者の声や商品のバックストーリーを視聴者に届ける「ストーリーライブコマース」をスタートした。第一弾の取り組みには、AKB48の姉妹グループで瀬戸内エリアを本拠地とする「STU48」が参加し、地元瀬戸内の生産者と商品を紹介する。

本連携により両社は、ヤマトホールディングスが持つ全国の生産者のつながりと、仮想ライブ空間「SHOWROOM」のライブコマース機能「SHOPROOM」を活用し、 「ストーリーライブコマース」を通じた新たな販路を提供する取り組みを開始。生配信の「ストーリーライブコマース」では、商品の価格、魅力のみならず、生産者の声や商品のバックストーリーまでを紹介し、生産者の想いや商品の歴史を更に深く視聴者に届けるという。


連携サービスの流れ

第一弾では、ヤマトグループが紹介した瀬戸内エリアの生産者をSHOWROOMが選定。STU48メンバーの田中皓子さんと研究生の高雄さやかさんが生産者が実際に生産者のもとを訪れ、商品づくりへのチャレンジやインタビューをしたオリジナル番組「STU48の勝手に瀬戸内名産カタログ」を「SHOWROOM」とYouTubeの「SHOWROOMチャンネル」内で公開している。

さらに番組公開後から7日間(11月27日まで)は、実際に生産者のもとへ訪れたSTU48の2名が「SHOWROOM」の「SHOPROOM」機能を活用したライブ配信を行い、オリジナル番組の取材の様子や生産者、商品を自身の言葉で紹介。思い入れのある地元瀬戸内エリアの生産者、ならびに商品をストーリーライブコマースを通じて共に盛り上げる。視聴者は、ライブ配信を楽しみながら紹介された商品を簡単に購入することができ、購入した商品はヤマト運輸が後日購入者へ配送する。

新型コロナウイルス感染症拡大で、ステイホームやテレワークを中心とした新しい生活様式が浸透し、ECサイトで商品を購入する機会やSNSなどデジタル上でコミュニケーションを行う機会が増えている。一方、コロナ禍において国内消費は落ち込み、農家など地場産業の生産者は危機感を持っている。こうした状況を受け、ヤマトグループが持つ物流ネットワークと、SHOWROOMが持つライブコマースプラットフォームを融合し、商品の裏側にある生産者の想いまでを伝える 「ストーリーライブコマース」を通じ、生産者に新たな販路を提供する取り組みの開始に至ったという。

両社は今後も連携し、生産者や個人商店がライブコマースを活用して商品の魅力を発信できるような支援を積極的に行っていく考えを示した。また、生産者向け販売支援に限らない新たなビジネスモデル構築の検討も進めていくとしている。

今回の取り組みに参加したSTU48の田中皓子さんは「手作業で作られているところの一部を自分でも体験させてもらったけど、簡単にいくことじゃなく大変さもわかりました。食べ方のアレンジがいくつもあり、老若男女に愛され続ける商品。もっともっと広まりますように」とコメントした。同じくSTUの高雄さやかさんは、「初回に訪れた生産者の方、そして商品は、達人の手も入っていたり色んな工夫があったりと様々で、簡単そうに見えましたが実際一緒に作ってみるととても難しく…私が以前食べた時はあまり知らずに食べてたので、今回の取り組みを通じ、生産者の方、そして商品のことを深く知れて、沢山の人に知ってもらいたい!と感じたので広めていけたらいいなと思います」とコメントを寄せた。


第一弾のオリジナル番組「STU48の勝手に瀬戸内名産カタログ」
https://campaign.showroom-live.com/setouchi_meisan

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