2021.01.09

ワタミ、医療従事者に総菜1万食を無料配布 自社ECサイトを通じて2月7日まで

ワタミ 渡邉美樹会長兼グループCEO

ワタミは緊急事態宣言の再発令を受け、自社ECサイト「ワタミの宅食ダイレクト」を通じて医療従事者に向けて冷凍総菜最大1万食を無料で配布する。1月8日にワタミ本社で行った記者説明会で、渡邉美樹会長兼グループCEOが明らかにした。

対象期間は1月12日から2月7日。緊急事態宣言下にある地域で新型コロナウイルス患者の対応にあたる医療従事者を対象とする。

配布する冷凍総菜「いつでも三菜」は、管理栄養士が塩分やカロリー、品目数に配慮しながら献立を設計。250㌔㌍に設定し、10品目以上の食材を詰め込んでいる。


冷凍総菜「いつでも三菜」

自社ECサイト「ワタミの宅食ダイレクト」から注文でき、病院や診療所へ無料で届ける。通常販売価格は10セットで4700円(税込・送料別)。

 

テレワークの人にも1食500円で販売


ワタミは1月18日~2月5日まで3週間、緊急事態宣言の対象地域限定で、テレワークを行う人に、弁当や総菜の1週間分(5食)を1食あたり500円で販売する。食品宅配「ワタミの宅食」の自社配送スタッフ「まごころスタッフ」が無料で届ける。


テレワーク弁当のイメージ

緊急事態宣言の地域に住んでいて、テレワークを実施している人で、「ワタミの宅食」を初めて利用する人を対象とする。

商品は「まごころおかず」(通常5日間:税込3080円)「まごころ御膳」(通常5日間:同2900円)の5日間コース。サントリーの「伊右衛門特茶」を1本サービスし、「健康に配慮したい消費者のニーズに対応していく」(渡邉美樹会長)としている。


渡邉美樹会長がテレワーク向けの弁当も紹介

ワタミは前回の緊急事態宣言の際に実施した子育て世帯向けのさまざまな割引施策を実施している。評判を受け、販売対象をシニアからファミリー層に広げた経緯がある。今回の施策で、テレワーク中のビジネスマンにも利用を促し、顧客対象を広げる。

ワタミによると、新型コロナウイルス拡大前と比較し、「ワタミの宅食」で販売する弁当や総菜の受注数は10%ほど伸長しているという。


「ワタミの宅食ダイレクト」
https://www.watami-takushoku-direct.jp

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