コロナ休業で開設した食堂EC「おうちで鶴亀食堂」、購入特典で食堂の温かみを再現

宮城・気仙沼市で銭湯と食堂を運営している一般社団法人歓迎プロデュースは4月、コロナ禍での外出自粛を受け、食堂のECページを開設した。来店できないファンに向け人気メニューなどを販売。レシピ動画やオンライン忘年会などを通じ、食堂の魅力や温かみをウェブでも再現することを目指す。

歓迎プロデュースは、気仙沼の港町を拠点に水産に関わる仕事や地域の街づくり活動を行う非営利団体。2019年7月、漁師たちの憩いの場として、「鶴亀の湯・鶴亀食堂」をオープンした。オープンに至るまでのファン作りや資金調達には、クラウドファンディングを活用した。

店舗運営を続ける中、新型コロナウイルスの感染拡大に直面。休業を余儀なくされた実店舗に代わる顧客接点として、既存サイト内にオンラインショップ「おうちで鶴亀食堂」を開設した。「来店できなくなった遠方のお客さまに向け、こちらの元気を何とかして届けたいと思いECを開始した」(鶴亀食堂・根岸えま店長)と振り返る。


「年末のごちそうメカジキづくし」セット購入者とオンライン忘年会を開催する