2020.10.23

クックパッド、日用品や飲料などの取り扱いを開始 第1弾はツルハドラッグ、ココカラファインと連携

クックパッドは10月21日、生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」において、商品の受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」を設置する小売事業者との連携による、日用品や飲料などの生鮮食品以外の商品の取り扱いを開始した。「日用品もあわせて購入したい」という利用者の声に応え、利便性の向上を図る。

第一弾として連携を開始したのは、ツルハの運営する「ツルハドラッグ 柿の木坂店」「ツルハドラッグ 目黒中根店」「ツルハドラッグ 西糀谷店」と、ココカラファインの運営する「ココカラファイン 中延店」。本連携により、対象店舗を受け取り場所に設定した「クックパッドマート」の利用者は、既存の生鮮食品に加え、各店舗が販売する日用品や飲料などをクックパッドマートアプリから購入することができる。また各店舗から半径3km圏内への宅配サービス(有料)の利用も可能となる。クックパッドは、連携する小売事業者と対象店舗は順次拡大予定としており、連携する小売事業者の募集を開始している。

地域に設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」に商品が届く「クックパッドマート」は、購入者自身が選んだ「マートステーション」に帰宅途中に立ち寄って商品を受け取れるため、仕事帰りにスーパーに寄る時間のない人や、買い物をする時間がない人でも便利に利用できるサービス。利用者の増加に伴い、生鮮食品だけでなく日々の生活に必要な日用品もあわせて購入したいという声が数多く寄せられていたことから、生鮮食品以外の取り扱いを開始したという。これにより利用者は1カ所で買い物を完結でき、共働き世帯や単身世帯など日中仕事で忙しい人でも無理なく買い物ができるとしている。


小売事業者に店舗外の販路を提供

一方、小売事業者は、同連携により「マートステーション」を店舗へ導入することで、システム開発や維持メンテナンスの必要なく、クックパッドマート利用者に向けた自社商品の販売が可能になる。仕入れや管理に大きなコストのかかる生鮮食品を取り扱う必要なく、生鮮食品とのあわせ買い提案ができるため、既存顧客に対しても来店頻度の向上が見込めるとしている。店頭での商品受け取りに加え、店舗から3km圏内への宅配サービスも提供することにより商圏の拡大も可能。アプリによる事前決済、レジ待ちのない商品受け取り、宅配サービスなど、「新しい生活様式」に対応した買い物手段の提供により、混雑を避けて買い物したい方への利用促進も期待できるとしている。

クックパッドでは、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど、設置可能なスペースがある小売店舗に「マートステーション」導入できるとし、連携する小売事業者の募集を行っている。小売事業者は、導入に伴う費用負担はなく、システム開発や設置工事、サービス維持メンテナンス等も不要で導入できるという。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事