2020.10.23

ベルーナ、「神戸レタス」のマキシムをC channelから買収 ECノウハウ吸収、若年顧客を開拓

ベルーナが買収したマキシムが運営するECサイト「神戸レタス」

通販大手のベルーナは10月21日、ファッションECサイト「KOBE LETTUCE(神戸レタス)」を運営するマキシムの全株式を動画メディア運営のC channelから取得し、子会社化すると発表した。10月22日に株式譲渡契約を締結し、11月24日に株式を取得する予定。株式の取得価格は総額16億5000万円。

マキシムは自社ブランドを中心に複数ブランドを保有するアパレル企業であり、自社サイトやECモールで高い販売力を築いている。マキシムは2017年4月にC channelのグループ会社になっていた。2020年3月期の売上高は前期比15.4%増の56億7041万円だった。大手ECモールで数多くの受賞歴を持っているが、近年はインフルエンサー戦略を主軸とした自社サイトへの集客に注力し、業績を拡大している。

ベルーナは総合通販事業を展開しているが、近年はECの強化を図っている。SNSやインフルエンサーマーケティングを駆使し、若年層の顧客の開拓にも注力してきた。マキシムを子会社化することで、商品開発ノウハウやマーケティングノウハウ、顧客基盤の相互活用などを通じて成長力をさらに促進できるものと判断した。

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