2020.08.12

「千休公式サイト」、化粧品ECサイトのような抹茶ECサイト コロナ禍で売上倍増

久保田夏美社長

商品に配合している宇治抹茶は、京都の抹茶農家にお願いして取り扱いを始めた。ブランド名は「辻喜(つじき)」。生産農家は内閣総理大臣賞を受賞した経歴を持つ。「味に角がなく、試飲したときは、こんなにおいしい抹茶があるのかと驚いた」(久保田社長)と言う。

暑くなる季節に向けては、冷たい抹茶ソーダや、冷抹茶(ひやまっちゃ)としての飲み方を提案している。「温かいラテや湯でたてるだけが抹茶の飲み方ではない」(同)と言い、インスタグラムやフェイスブック、ツイッターで周知している。

2021年2月期に向けては、ECにおける販路拡大を視野に入れている。自社ECサイトだけでなく、ふるさと納税や「LINE(ライン)ギフト」などへの出品を検討していく。大手ECモールやプラットフォームへの出品は考えていない。

商品の価格帯は抹茶ラテ5杯分のセット(10グラム×粉末5本)が税込1280円と比較的高いことから、「(大手モールに出品して)大衆化してしまうのではなく、ブランド力を上げていきたい」(同)考えからだ。

2019年9月~10月には、東京・大崎駅と、京都駅、大阪駅でポップアップストアを展開した。出店はそれぞれ2~3週間。反響は予想以上に大きかったという。試飲・試食の後、購入して帰る人が多かった。今年8月には、新宿マルイでも出店を予定している。


「千休公式サイト」
https://thankyou-cha.com/

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