2020.08.13

ペアアクセサリーEC「Fiss」、LGBT向けペアアクセも販売 震災契機に商品の見直しも

高橋昌樹代表取締役(写真右)と石黒益巳取締役

「東日本大震災を体験したことが、自分たちの仕事を見直すきっかけとなった」(石黒益巳取締役)と話す。

同社は宮城県に本社を置いている。2011年の東日本大震災では、身元不明の被災者が数多くみられたが、身に着けていた指輪の刻印で、身元が判明したケースもあったのだという。「指輪というものは、常時身に着けている。単なるアクセサリーではなく、人の役に立てるものだと実感し、商品を見直すことにした」(同)と話す。現在では、取り扱う商品の9割が刻印可能になっているという。震災後は、復興支援の義援金も続けていたという。

「ペアアクセサリーは一時の流行にとどまるものではないと思う。コツコツと誠実にやっていかないといけない商材だ」(同)と話す。「売り上げが上がってきたことに、これといった理由はない。小さいことの積み重ね」(同)と話す。「恋人同士だけはなく、友達同士、チーム、家族など、幅広くペアアクセサリーを浸透させていきたい」(高橋昌樹代表)と話している。


「Fiss(フィス)」
https://pair-accessory-fiss.com/

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