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アマゾンジャパンは1月19日、岩手・陸前高田市の小学生と父兄の約70人に向けて、物流施設や倉庫ロボットを題材とした体験学習会を開催した。体験学習会には、最新の物流施設の職業体験やプログラミングの学習が可能な移動式の体験学習車両「Mobile FC(仮称)」を活用した。
アマゾンの川口のある物流施設であるフルフィルメントセンター(以下FC)の代表である片桐秀行サイトリードが、顧客の注文から商品を届けるまでのイノベーションとテクノロジーについて説明した。参加児童は倉庫ロボット「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」を活用した仕事なども体験。さらにプログラミングの体験教室も開催した。アマゾンは市立図書館にテクノロジーやコンピュターサイエンスに関連する書籍を寄贈している。
アマゾンの川口FCの片桐秀行サイトリードが解説
体験学習会に使われた「Mobile FC(仮称)」は、ネット通販の仕組みを学び、アマゾンのFCにおける作業を体験できるよう開発した。FCで実際に行われている商品の棚出しや梱包などの作業を体験できる。自走式商品棚の原寸大模型などに直接触れることも可能だ。
体験会に参加した小学生は、「大きなトラックで勉強したことが、とても楽しかったです」「すべてが初めての経験でとてもワクワクしました。もっといろんな技術を勉強したいと思いました」といった感想を述べた。
初めての体験にワクワク
越前高田市の戸羽太市長は、「2020年は東日本大震災の発災から9度目の新年を迎えました。今なお復興の途中である東北の今に関心を持ち続けていただけるよう、今回のプロジェクトを企画し、陸前高田を支援し情報発信してくださったアマゾンの皆さまには深く感謝申し上げます。今年度から小学校の授業で『プログラミング』が必修科目となります。日本は少子高齢化が進み、ロボットやAIといったテクノロジーがさらに必要とされます。今回のプロジェクトでは、4月からの授業に先んじて書籍の寄贈だけでなく、プログラミングに触れ・学ぶことができる機会を作ってくださり、陸前髙田の子どもたちの未来を応援する活動をしてくださったことを大変嬉しく思います」とコメントした。
復興を担う子どもたちを支援
アマゾンジャパンの川口FCサイトリードである片桐氏は、「アマゾンのFCは、従業員一同で、『Amazon in the Community』のもと、地域の課題解決に参加をしてゆきます。スピード感を重視する社風ゆえに、1年のはじめであるこの1月に、今年1回目の体験教室を陸前髙田市で実施出来たことは、とても意義のあることだと思います。Amazonは、東北への関心を高めるためにさまざまな取り組みを行ってまいります」とコメントした。
アマゾンジャパンの片桐秀行サイトリード(写真左)と越前高田市の戸羽太市長
アマゾンの物流センター、フルフィルメントセンター(以下FC)では、従業員が地域の子供たちの未来を応援する活動に参加している。2017年から小学生向けにScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を学ぶSTEM教室を開催している。今回の体験学習会もSTEM教室の一貫。
アマゾンのコミュニティー活動が評価され、2019年2月には文部科学省が推進する「青少年の体験活動」の機会の充実と普及啓発を図る企業として、「青少年の体験活動推進企業表彰」の審査委員会奨励賞を受賞している。
「amazon.co.jp」
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