2020.07.20

アスクル、廃棄ロスを減らす「Go Ethical」を本格化 アウトレットEC「LOHACO OUTLET」の売り場が進化

アスクルは7月15日、日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」の「LOHACO OUTLET」において、商品の廃棄ロス削減を目的とした「Go Ethical」の取り組みを本格的に開始した。従来は廃棄処分していた商品をアウトレット品として再販売することで、アウトレット商品としてブランド価値を損なわない形の展開から一歩先へ進み、廃棄処分対象商品をも無駄にしないサステナブルな新モデルの推進を図る。

「LOHACO」では、廃棄処分していた商品をアウトレット品として再販売するという取り組みを2019年11月から開始している。シーズンごとに店頭からメーカーへ返品がある中で、品質に問題のない商品を廃棄することなく有効活用することで、廃棄ロスを削減するとともに、購入しやすい価格で販売することで新たな顧客の獲得も目指すという、「LOHACO」が考える“プロダクト・ライフサイクル”を理想の形にする施策としている。

この度の本格始動に伴いロート製薬と協働し、従来は廃棄処分対象にしていたが品質には問題のないロート製薬の商品に関して、「LOHACO OUTLET」での再販売を開始した。日焼け止め3商品の販売からスタートし、7月末にはハンドクリームがラインナップ予定。今後も順次品ぞろえを拡大するという。店頭での棚の変更や通常販売の時期が終了したことを理由に従来は廃棄されていた商品に対し、社会課題を解決する本取り組みを行い再販売することで、ブランド価値を損なうことなく廃棄ロスを削減することが可能だとしている。また新規の購入者への購買へのハードルを下げる効果や、新商品の購買へ効果的につなげていく有料サンプルとしての役割を担うことで、継続的な購買やファン作りへの貢献も期待できるとしている。


ロート製薬の廃棄ロス削減を支援

アスクルではこれまでもサステナブルな社会の実現に向け、事業活動を通じて環境保全や社会課題の解決につながる取り組みを手がけており、今般新たに目指す「エシカルeコマース」の第一歩として、「Go Ethical」の本格的な開始に至ったとしている。これからも「LOHACO」だからこそ可能なメーカー連携を広げ、サステナブルな社会の実現に向けて顧客と社会の課題を解決する売り場づくりを目指していく考えを示した。

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