デリバリーサービス「Wolt（ウォルト）」を展開するWolt Japanは7月23日、モバイルオーダー対応のWebサイトを初期費用なしで手軽に構築できる事業者向けの新サービス「Woltストアフロント」の本格提供を開始した。オンライン販売チャネルの構築から運用開始後の商品配達までをワンストップで提供する。
Wolt Japanは、モバイルオーダーに対応したWebサイトを、複雑なコーディングを必要とせずに手軽に作成できる事業者向けの新サービス「Woltストアフロント」の提供を開始した。導入にあたって初期費用、月額費用はかからず、決済一件ごとに手数料を支払う仕組みのため、事業者はオンライン受注チャネルの構築にかかる初期費用の負担を抑え、簡便かつスムーズにクイックコマースを開始できる。
「Woltストアフロント」で作成するWebサイトには、幅広い機能を付加できる。「商品ページ」には、商品のトッピングやカスタマイズができるオプションの設定、商品単位での割引の設定、送料無料や商品購入で1点無料など、「決済ページ」には決済方法から商品の自動レコメンド、置き配や予約注文などの設定が可能で、事業者ごとのニーズに合わせたEコマースチャネルを実現できる。
「Woltストアフロント」で構築したWebサイトと、Woltの保有する配送網を用いて即時配達を実現する法人向けのサービス「Wolt Drive」を連動させることで、受注した商品の30分以内の顧客への配送も可能になる。注文者に対し、配達パートナーの稼働状況、商品配送までの所要時間が簡単に確認できる環境を提供できる。
加えて、顧客の問い合わせチャット窓口をWoltが担当するサービスを付加することもできる。配達状況や商品の入れ違い等の問い合わせにWoltのサポートスタッフが対応し、店舗の負担を軽減できる。
オンライン販売チャネルの構築から運用開始後の商品配達まで、ワンストップサービスとして提供が可能となった。
「Woltストアフロント」は、自社配達・テイクアウトの場合、全国どこでも利用が可能。 配送に「Wolt Drive」を利用する場合は、24都道府県45エリア（2024年7月23日現在/順次拡大予定）で利用できる。
「Woltストアフロント」は、その簡便性から中小店舗から大企業に至るまで、また、飲食から小売まで幅広い業態で活用できるとし、Woltは本サービスの提供を通し、今後も日本の飲食・小売業界のデジタル化、効率化へ貢献する考えを示した。
