2024.07.16

オフィス文具のマックス、初の直販ECをオープン SNSで認知広げ出足好調

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写真左から大森賀之氏、鈴木裕佳氏、高島栞氏

文房具・オフィス用品を製造販売するマックスは6月18日、ECサイト「マックス公式OnlineShop」をオープンした。卸売りが主力の同社が、オフィス機器事業として初めて直販サイトの運営に乗り出す。
 
サスティナブルな文具「Re:max(リマックス)」シリーズを展開している。地方産業の活性化を目指す取り組みの一環となるシリーズだ。


▲「革のホッチキス」

6月25日に発売した「革のホッチキス」と「木のホッチキス」は、地方のものづくり企業3社と協業して開発した。「端材の選定など、職人と綿密に話し合い、約1年半をかけて実現させた」(コーポレート本部 コーポレートコミュニケーション室 高島栞氏)と言う。

ECサイトの販促で注力しているのは、SNSを通じた認知拡大だ。特に、インスタグラムを通じたユーザーへの訴求を強める。
 
「投稿した際には男女問わずに反響がある。常時と比較して、投稿した際には7倍の反応がある」(オフィスプロダクツ事業部 マーケティンググループ DX推進SEC 鈴木裕佳氏)。インスタのフォローや、ECサイトへの流入につながる動線にもなっているとしている。
 
サイトでは、「Re:max」商品のこだわりを訴求するための工夫も凝らしている。協業する職人の手さばきや、商品に使用する端材の加工のようすを写した画像を使用している。


▲「木のホッチキス」

こうした販促が奏功して、「開設から2週間で、当初の目標値を超える注文が来ている。滑り出しは良いと感じている」(同)とした。
 
商品のバックグラウンドやメッセージ性を配信するため、今後はブログ機能を実装したり、ブランドサイトとリンクさせたりするなど、メディアとしての機能を充実化させていく考えだ。
 
「Re:max」シリーズは、協業先を模索しながら、引き続き拡充していく方針だ。

「思いを込めて開発したブランドの商品だ。地域の職人に温かみを感じられる一本を届けていきたい」(オフィスプロダクト事業部 マーケティンググループ 第1SEC 大森賀之課長)と意気込んだ。






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