2024.07.01

MAツール「EC Intelligence」のシナブル、 商品別の定期継続率を示す簡単レポート機能追加 大手化粧品メーカーも導入

商品別の定期購入の継続率を一覧で確認。転換率の課題などを洗い出せる

MAツールベンダーのシナブルが提供している「EC Intelligence」は、化粧品などを扱う多くの単品通販企業が導入している。大手化粧品メーカーや大手カタログ通販のECサイトでも導入している。「EC Intelligence」を使うと、お試し商品を購入した顧客へのステップメールを自動化できる他、定期顧客へのクロスセルの提案を自動化することが可能になる。同社ではこのほど、商品別の定期購入の継続率を、簡単に計測できる機能も追加した。

「EC Intelligence」は、化粧品などの、Ⅾ2Ⅽや単品リピート通販において、顧客のLTV向上をサポートするMAツールだ。初回お試し購入から定期購入へと引き上げるためのステップメールや、定期購入の継続率アップのためのフォローメールなどを自動配信できる。

商品や購入頻度別に顧客をセグメントし、データ分析できる機能も備えている。

「EC Intelligence」の導入企業のうち、約30%が、化粧品などの単品通販企業だそうだ。定期購入モデルの事業を行う企業にとって、導入メリットの高いツールだとしている。

ある大手化粧品メーカーの事例では、「EC Intelligence」を使ったステップメールで、ユーザーアンケートを実施した。定期顧客に対して、「毎月どれくらい余った状態で次の商品が届いているか」などをヒアリングしたという。アンケートの回答結果が「かなり残ってしまっている」という顧客に対しては、使用の習慣化を促す内容のフォローメールを送るなどしているという。

別の化粧品の導入企業の事例では、「EC Intelligence」と基幹システムを連携させ、「どの顧客にいつ、何のメールを送ったか」が、基幹システムの管理画面で分かるようにしたという。基幹システムと連動させることで、細かなCRMの施策を検討することができるようになったとしている。

シナブルではこのほど、「EC Intelligence」の機能に、商品別の定期購入の継続率が一覧で確認できる分析機能を追加した。定期の離脱のボトルネックの分析をすることができるという。例えば、「定期の3回目で解約するユーザーが多い」などの事実が分かった場合、3回目を受け取ったユーザー向けに特別なオファーを提案するといった施策の考案が可能になるという。




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